幼馴染み。 (ページ10)

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Seven ページ10

はあ …

藤井「何や何やそんなでっかいため息ついて。そんなに勉強が嫌いか？」

A 「流星聞いて！！？もう紫耀がほんとにムカつく、うざい。その前に香奈も …」

勉強をしようと思っても先程の2人の光景が頭に浮かびまったく集中できない。何がしたいのかもわかんない。

藤井「早く気持ち伝えんからやで？ほら、この問題解きや。」

くっそ、… この鬼！！！流星は私が中3の頃から個別塾の担当をしてくれてる池麺大学生講師。これまた人気で私が独占してる事に嫉妬してくる女共が …

藤井「おい、早く解け…」

A 「もう明日から学校行きたくないな …」

流星の言葉を聞こえないフリをして机に伏せると目を閉じ、そのまま眠ってしまった。あとから母親にバレて怒られたのは…うん。笑

､次の日

学校に行きたくないと母親に言っても、玄関から大吾と廉とじーこの声がするから行かないという選択肢が与えられず渋々準備をする。

康二「もー！遅いで？！」

大吾「A、寝てへんの？くまできてるで、」

そう。まったく眠れなかった、塾で寝たから ←
じゃなくて昨日の光景が目を瞑ったら出てくるんだもん。

紫耀「もう～！何で置いてくん？！」

A「紫耀、おはよ」

紫耀「おはよ！」

良かった、いつも通り話せてる。かな？

廉「…」

学校に着くと、案の定香奈が走り寄ってきた。
紫耀の腕に自分の腕絡ませてすぐに教室に入っていった。

大吾「あの二人 … いつからあんな仲良しなん？」

廉「A、何か知ら … あれ？」

香奈が来た瞬間体の向きを変えて屋上に向かった。やっぱり来るんじゃなかったな、はは …っ。

～ ♪

スマホを開くと紫耀からのLINEだった。

内容を見て、既読だけ付けると荷物を持ちわたしは家まで走った。部屋に入ると、母親に心配されながらもベットに顔を伏せてずっと泣いた。

そんなに泣く？って思われるかもしれないけど。

紫耀「実は、昨日からな？

香奈と付き合う事になってん。」

何で香奈から言わないんだろ。

何でわざわざ紫耀が？？

悔しい気持ちとなんとも言えない気持ちを押し殺して、ただ泣いた。