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〜智side〜
「翔くん、えっらいご無沙汰やなぁ…
ん？今日は兄貴達はおらへんの？」
「あ！よこっ！＾＾ きょーはね、しょー
おつかいなの」
…なんだ…あいつか…
電柱の陰から見えたのは
翔を丸い目で見下ろす雅紀の同級生、
ヨコこと、横山裕だった。
翔もヨコとは何度も遊んでるから
突然話し掛けてきた関西弁の男に怯むこと無く
持ち前の天使の笑顔を向けて少し自慢げに
大きなケーキの箱をヨコに掲げて見せた。
そう言えば、村置は一体何をしたんだ…？
一見、何ら変哲もない普通のケーキの箱。
こっからだと、中までは見えねぇから
頭の中に疑問が益々躍る。
「はぁ〜…おりこうさんやなぁ…
こんなかわえぇ子をほったらかしにする
兄貴共の気がしれんわ、ほんま」
ここにいるけどな、ここに。
理解出来ない、とでも言いたげなヨコが
自分より遥かに低い翔の栗色の頭を
わしゃわしゃと撫で付ける。
「？翔くん、何持っとん？」
横山は、翔が大事に抱えてるケーキの箱に
気付いてツンツンとつついてると…
「あーっ、めっよ！こえは、しょーの！」
翔は食われると思ったのか涙目でヨコを
キッと睨みつけた。
「あーっ、すまんすまんっ！
兄ちゃんにあげるんか？」
「んふふ＾＾」
今度は機嫌が戻ったかのように
ニコッと微笑んだ翔。
あぁぁぁぁあ、ぎゃんかわっ、！
「？なんや、知らんけど…まぁええ！
翔くん、来ぃや！俺が家まで送ったる！」
「…しょお、1人であるけるもん…」
「ははっ、翔くんお兄ちゃんに
なったもんなー？でもな、翔くん、
あんまりゆっくりしとると折角の
ケーキが溶けてまうよ。今日だけ。な？」
「！いやっ！モンブアンないない、いやぁっ…」
「Σあ"ーっ、泣かんといて翔くん！
俺が、さとっさんに殺されてまうっ！！
ほら、おいで？」
「ふぇっ…ぅん。」
…あの野郎、いつか殺す。
ってか、アイスでもねぇのにケーキが
溶けるかって。変な事翔に吹き込むなよ…
何かと理由をつけて翔を抱っこしたかった
だけであろう、ヨコはそのまま箱を抱えてる
翔を勢いよく抱き上げて…
「よっしゃ！しっかり、箱抱えてるんやでー？
ほな、いこか！」
後ろで、俺が睨みつけてるだなんて
知る由もなく。
もう、歩き慣れているであろう
俺の家までの道のりを、歩き出した
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星羅*(プロフ) - kafka4114さん» わー！泣 初めまして！ お優しいお言葉もいつも見てる、とのパワーワードもとてもとても嬉しいです…！割り込むだなんてとんでもないです〜泣 kafka様も、そのお優しいお心が溶けてしまわれないようにご自愛くださいませ…♪ 本当にありがとうございました！ (2019年8月3日 22時) (
レス) id: bd4aefb8e1 (このIDを非表示/違反報告)
kafka4114(プロフ) - はじめまして！まさか大好きな書き手様たちのお話に割り込むことになってしまうとは思いませんでしたが、伝えさせてください。ごめんなさい！(;´Д｀)いつも見てます！W翔ちゃんの可愛さに悩まされる日々です。暑い日々が続きます、お体にはご自愛くださいませ。 (2019年8月3日 10時) (レス) id: 5af02258aa (このIDを非表示/違反報告)
星羅*(プロフ) - 櫻華さん» とんでもないです！！(アホの子のコメ返) (2018年9月7日 22時) (レス) id: d8808018cc (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - なんか色々ありがとうございます！！！←アホの子のコメント (2018年9月7日 21時) (レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
星羅*(プロフ) - 櫻華さん» 櫻華姉さん、いらっしゃいませー！お返事遅くなってしまって申し訳ない｡ﾟ(/□＼*)ﾟ｡ もう山が山々してる展開ですねまさに！嫉妬大野さん大好物です♪次回更新頑張りますね♪ (2018年8月15日 21時) (レス) id: d8808018cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星羅
| 作成日時：2018年6月15日 14時
