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〜S side〜
「…え……？」
…女の子相手なら、小っ恥ずかしくて
絶対に言えないキザなセリフを
こんなにハッキリ伝えられたのは
俺も3人兄弟の長男だから。
「甘えたい時に、いつでも連絡して？
可能な限り駆けつけるから笑」
弟妹達を守ろうと必死になる分…
頼られることはあっても、自分から
他人の救いの手を求めることはしなかった。
俺がしっかりしなきゃ。
厳しい両親にだって、あんたは長男でしょ？と
耳にタコが出来る位言われてきたから…
長男の自分が、いかに甘え下手かなんて
誰よりも自分が良く分かっているんだ。
だから…さとしくんには
そうなって欲しくないから。
自分から、他人を求める人になって欲しい。
家の中では、誰にも、甘えられない分
せめて、歳上の大人達は沢山頼ってほしいから。
「…俺…櫻井さんが、こんなに人気がある理由…
今日1日で、きっと一生分の理解が
出来た気がする。」
彼は、赤くなった鼻をちょちょっと弄って
「…ありがとうございます」と言って
大事そうに片手でメモを受け取った。
ほんと…
似てるんだよなぁ…
その仕草。声色。
あの人と、度重なるものがあって…
胸が、ほんわりとあたたかくなった。
「よし！じゃあ、そろそろ和くん達も
待ってるから行きな？
長々と引き止めてごめんね笑」
「いえ、全然！今日はほんとに…
素直にめっちゃ楽しかったです。
嵐の皆さんにも、宜しく伝えて下さい」
「あ、心配要らないとは思うけど今日のこと
SNSで拡散とかは…」
「俺、やってねぇもんSNS…笑
あいつらにも勿論、言っておきますね。」
再び、腕の中の翔くんを大事そうに抱え直して
さとしくんは、にっこりと微笑んだ。
そのまま、和くん達が待つ改札の方まで
歩き始めた…かと思いきや。
「あ、そーだ。」
何故か急にピタッと再び止まって
くるっと振り向いたさとしくん。
「ど、どしたの？」
たたっと駆け寄ってきて、グンと
近付いたかと思いや…
チュッ
(……へ？)
「…大野さんに謝っといて下さい。
悪いけど…ガキの初恋くらい見逃してくれって。」
「へ、？…え！？」
突然、小さく響いた可愛らしいリップ音。
唇に触れた、柔らかい感触…
「それじゃ！失礼しまーす♪」
パルプンテ状態で真っ赤になりながら
口を抑える俺を揶揄うかのように
ニヤリと笑って走る彼の足音は
迫り来る電車の音に掻き消されていった。
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星羅*(プロフ) - kafka4114さん» わー！泣 初めまして！ お優しいお言葉もいつも見てる、とのパワーワードもとてもとても嬉しいです…！割り込むだなんてとんでもないです〜泣 kafka様も、そのお優しいお心が溶けてしまわれないようにご自愛くださいませ…♪ 本当にありがとうございました！ (2019年8月3日 22時) (
レス) id: bd4aefb8e1 (このIDを非表示/違反報告)
kafka4114(プロフ) - はじめまして！まさか大好きな書き手様たちのお話に割り込むことになってしまうとは思いませんでしたが、伝えさせてください。ごめんなさい！(;´Д｀)いつも見てます！W翔ちゃんの可愛さに悩まされる日々です。暑い日々が続きます、お体にはご自愛くださいませ。 (2019年8月3日 10時) (レス) id: 5af02258aa (このIDを非表示/違反報告)
星羅*(プロフ) - 櫻華さん» とんでもないです！！(アホの子のコメ返) (2018年9月7日 22時) (レス) id: d8808018cc (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - なんか色々ありがとうございます！！！←アホの子のコメント (2018年9月7日 21時) (レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
星羅*(プロフ) - 櫻華さん» 櫻華姉さん、いらっしゃいませー！お返事遅くなってしまって申し訳ない｡ﾟ(/□＼*)ﾟ｡ もう山が山々してる展開ですねまさに！嫉妬大野さん大好物です♪次回更新頑張りますね♪ (2018年8月15日 21時) (レス) id: d8808018cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星羅
| 作成日時：2018年6月15日 14時
