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〜智side〜
「楽屋…戻らなくていいの？
翔くん、寂しそうにしてたよ？」
「…別に…俺より、大野くんと居る方が
嬉しそうだったし。和達も居るんで 。」
不意に顔を覗き込んで、そう聞いてくる彼に
俺は目も合わせずにボソッと、呟いた。
すると
「ふふ。なるほどねぇ。」
「…なんすか。」
櫻井くんは妙に顔を綻ばせて
合点が言ったように独りでに頷いた。
「さとしくんさ。大野さんに、しょうくん取られて
悔しいんでしょ。」
「…」
…あー、かっこ悪、俺。
ここで、そんなんじゃねぇって言えたらイイのに。
生憎、俺は誰に似たんだか
嘘を吐く事だけは、昔から苦手だった。
…他人はまだしも、身内にすら。
和や潤みたいに…
"ポーカーフェイス"っつーの？
生まれて今まで、まともに出来たことねぇし、
寧ろ顔面に直ぐ中の感情が出ちまう。
いや、別に悪いことじゃねぇんだけどさ…
かっこ悪いじゃんか。男として。
『しゃとに！おかーり！ぎゅーは？＾＾』
学校から帰ると必ず、はいはいじゃなくて
覚束無い足取りでも頑張って、玄関まで歩いて
天使の笑顔で迎えてくれる翔。
抱っこをせがむ、あの小さな手が
向けられるのはいつも俺だったのに…
「…情けねぇっすよね、俺。」
今日、知り合った(？)ばっかの人に
思いっきり図星をつかれて拗ねてる
どこまでも情けない俺。
あいつらの前では、兄貴ぶってるけど…
逆に弟が絡むといつもこれだ。
寧ろ兄貴っぽい事なんて、あいつらの前で
一度でもした事があっただろうか。
気付けば、俺よりしっかりしてる双子に
常に何か言われているのは寧ろ俺の方。
…まぁ、雅紀も同類だけどさ。
あいつは、自分の世界でちゃんと部活を
頑張ってる。
じゃあ、俺は…？
俺は、あいつらに何をしてやれてる？
数秒前まで翔の事を考えて居たはずなのに
なんか、自分でも訳の分からないくらい
どんどん話が逸れて、勝手に落ち込んでる。
あぁ〜…ほんと、なんで俺が長男なんだろ。
情けなくて悔しくて、膝の上で強く握る拳に
ギュッと力を込めた
その時。
「…そんなことないよ。」
黙って話を聞いてくれていた櫻井くんが
不意に口を開いた。
「あの子達のお兄ちゃんは…
きっと、君にしか務めれないと思うよ。」
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星羅*(プロフ) - kafka4114さん» わー！泣 初めまして！ お優しいお言葉もいつも見てる、とのパワーワードもとてもとても嬉しいです…！割り込むだなんてとんでもないです〜泣 kafka様も、そのお優しいお心が溶けてしまわれないようにご自愛くださいませ…♪ 本当にありがとうございました！ (2019年8月3日 22時) (
レス) id: bd4aefb8e1 (このIDを非表示/違反報告)
kafka4114(プロフ) - はじめまして！まさか大好きな書き手様たちのお話に割り込むことになってしまうとは思いませんでしたが、伝えさせてください。ごめんなさい！(;´Д｀)いつも見てます！W翔ちゃんの可愛さに悩まされる日々です。暑い日々が続きます、お体にはご自愛くださいませ。 (2019年8月3日 10時) (レス) id: 5af02258aa (このIDを非表示/違反報告)
星羅*(プロフ) - 櫻華さん» とんでもないです！！(アホの子のコメ返) (2018年9月7日 22時) (レス) id: d8808018cc (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - なんか色々ありがとうございます！！！←アホの子のコメント (2018年9月7日 21時) (レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
星羅*(プロフ) - 櫻華さん» 櫻華姉さん、いらっしゃいませー！お返事遅くなってしまって申し訳ない｡ﾟ(/□＼*)ﾟ｡ もう山が山々してる展開ですねまさに！嫉妬大野さん大好物です♪次回更新頑張りますね♪ (2018年8月15日 21時) (レス) id: d8808018cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星羅
| 作成日時：2018年6月15日 14時
