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〜智side〜
「まさか、ほんとに来るとはね…」
「あ？んだよ、その言い方…」
「こちとら、可愛い可愛い弟の成長を
見守るっつう大事な任務があんだよ。
ストーカーしてるだけなら、帰ってくれます？」
こいつ…仮にも俺、お前の兄貴なんだけど。
ふっつーに、同級生と話すみたいな
態度をとる和の顔を口を尖らせながら
ジトっと睨みつける。
そんなこんなで、暫く和と
小突き合っているとレジの所から
再び翔の声が聞こえてきた。
「えっと…っえっとぉ…
も、もんぶやん…ありましゅ…か？」
(…モンブラン？)
「あら、翔ちゃん。難しい名前なのに
良く知ってるわね〜？ちょっと待っててね！
作り立て持ってきてあげる！」
感心したように、目を丸くした村置さんは
直ぐに微笑んで元来た厨房の方に
小走りで掛けて行った。
翔の口から出てきたその名詞に
驚かされたのは村置さんだけじゃなく
俺達も揃って、拍子抜け。
「翔って…モンブラン好きだったっけ…」
「さぁ…」
いや。絶対に違う。
前に、公園で遊んだ帰り道にLotus寄って
翔に好きなケーキを選ばせてやった事があって。
『さとに！しょー、こえがいい！』
キラキラの目で、俺の服をクイクイっと
軽く引っ張りながら指差した先にあった
プレートに並べられていたのは、
まさかまさかの、チーズケーキ。
『翔？チーズケーキでいいんか？
こっちにはチョコケーキもあんぞ？』
『んぅ…でも、ちょこは"かず"がおおきいよぉ？
しょお、こえがいいっ！』
一瞬、悩んだ素振りを見せたけどなんと翔は
ケーキの前に置かれている値段の表示を見詰めて
再びチーズケーキを笑顔で指差した。
…俺は正直…ほんと涙出ると思った。
2歳の子供が…値段を気にするか？普通…
俺が翔くらいの時から絵を描くのが大好きで
いつもちょっと値段が高めのクレヨンが
欲しいっつって父ちゃんを良く困らせてた
記憶がある。
ほんとは、250円と350円の差額くらい
いつものブラコンの俺なら全く気にせずに
即買いしてやるんだけど。小さな弟の気遣いを
無駄にしたくなくて俺は翔の選んだ
チーズケーキを、こっそり2個買ってやった。
お会計を済ませた後に
『さとに、ありがちょーっ＾＾』
足にヒシッと抱き着いてきやがったから…
俺はもう、一瞬で有頂天。
ケーキの箱を潰さないように翔に抱えさせて
その日は翔を抱っこして我が家に帰ったんだ。
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星羅*(プロフ) - kafka4114さん» わー！泣 初めまして！ お優しいお言葉もいつも見てる、とのパワーワードもとてもとても嬉しいです…！割り込むだなんてとんでもないです〜泣 kafka様も、そのお優しいお心が溶けてしまわれないようにご自愛くださいませ…♪ 本当にありがとうございました！ (2019年8月3日 22時) (
レス) id: bd4aefb8e1 (このIDを非表示/違反報告)
kafka4114(プロフ) - はじめまして！まさか大好きな書き手様たちのお話に割り込むことになってしまうとは思いませんでしたが、伝えさせてください。ごめんなさい！(;´Д｀)いつも見てます！W翔ちゃんの可愛さに悩まされる日々です。暑い日々が続きます、お体にはご自愛くださいませ。 (2019年8月3日 10時) (レス) id: 5af02258aa (このIDを非表示/違反報告)
星羅*(プロフ) - 櫻華さん» とんでもないです！！(アホの子のコメ返) (2018年9月7日 22時) (レス) id: d8808018cc (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - なんか色々ありがとうございます！！！←アホの子のコメント (2018年9月7日 21時) (レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
星羅*(プロフ) - 櫻華さん» 櫻華姉さん、いらっしゃいませー！お返事遅くなってしまって申し訳ない｡ﾟ(/□＼*)ﾟ｡ もう山が山々してる展開ですねまさに！嫉妬大野さん大好物です♪次回更新頑張りますね♪ (2018年8月15日 21時) (レス) id: d8808018cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星羅
| 作成日時：2018年6月15日 14時
