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〜和side〜
突然聞こえた激しい物音にびっくりしたのか
翔ちゃんは、今にも泣いちゃいそう。
…いや、正直俺らもびっくりしたよ。
「…なに、2階？」
「…多分…」
一瞬で空気が冷めたのが分かったのか
翔ちゃんは、うるうるの目で
さとにぃの膝に小走りで抱き着いた。
「やぁっ、さとに…っ、！」
「大丈夫だよ、翔。おいで？」
…なんだかんだ言っても、最後に
頼るのはいつもこの人なんだよなぁ。
あぁ、恨めしい。
さっきとは打って変わって、抱えあげた
翔ちゃんの頭を愛おしげに撫でる長男を
再び睨みつけていると。
「おっ…おお、俺ちょっと見てくる！！」
今にも、臓器が飛び出してきそうな程
ガクブルしてるまさにぃが意を決した様に
ガタッと椅子から立ち上がった。
「…俺も行こうか？」
「いいぃ、いやっ、大丈夫！
和に何かあったら困る！！
俺、兄ちゃんだもん！！」
…こういうとこだよね。
自分もビビりな癖に、無意識に
こんな言葉吐くもんだから
こちとら、感情が追いつかないわけよ。
俺が密かに、胸が浮ついたのを知ってか知らずか
雅にぃが、俺がふざけて日光で買ってきた
三刀流の木刀を構えて恐る恐るドアを開けた…
その時。
ドンッ、ガンッ！！！
「、ぶぎゃっ！！？」
「しょーっ！！！」
「じ、潤くん…！？」
勢い良く開けた扉の中から出てきたのは
バッファローの如く、どこからか疾走
してきて弟の名前を叫んだ潤くんだった。
「ま、まーくん、大丈夫？」
てことは、あの物音は潤くんの足音だったのね…
苦笑いで、思いっきりドアに額を
打ちのめされた哀れな兄貴を見やる。
「ひ、ひゅん、いひゃいじゃにゃいのさ！
※じ、じゅん、いたいじゃないのさ！※」
「あ、あぁごめん雅兄！！でもそれより！
翔っ！！これ見ろっ、ほらっ！」
珍しく、興奮気味の潤くんが
自分の愛用ipadを翔に見せた。
「…ふぇ…っ」
翔は、さとにぃの服をキュッと掴みながらも
恐る恐るipad画面に視線を移した。
そこに、表示されていたこと…それは
「翔っ！！
大野くんに会えるよっ！！！」
ポカンとした表情。
時が一瞬止まる俺たち。
可愛らしいフォントで記されていた
『おめでとうございます！！当選ですっ♪』
そして。
「「う"ええええええぇっ！！？」」
舞賀家の歴史以降、1番の叫び声が
家中をこだました。
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星羅*(プロフ) - kafka4114さん» わー！泣 初めまして！ お優しいお言葉もいつも見てる、とのパワーワードもとてもとても嬉しいです…！割り込むだなんてとんでもないです〜泣 kafka様も、そのお優しいお心が溶けてしまわれないようにご自愛くださいませ…♪ 本当にありがとうございました！ (2019年8月3日 22時) (
レス) id: bd4aefb8e1 (このIDを非表示/違反報告)
kafka4114(プロフ) - はじめまして！まさか大好きな書き手様たちのお話に割り込むことになってしまうとは思いませんでしたが、伝えさせてください。ごめんなさい！(;´Д｀)いつも見てます！W翔ちゃんの可愛さに悩まされる日々です。暑い日々が続きます、お体にはご自愛くださいませ。 (2019年8月3日 10時) (レス) id: 5af02258aa (このIDを非表示/違反報告)
星羅*(プロフ) - 櫻華さん» とんでもないです！！(アホの子のコメ返) (2018年9月7日 22時) (レス) id: d8808018cc (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - なんか色々ありがとうございます！！！←アホの子のコメント (2018年9月7日 21時) (レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
星羅*(プロフ) - 櫻華さん» 櫻華姉さん、いらっしゃいませー！お返事遅くなってしまって申し訳ない｡ﾟ(/□＼*)ﾟ｡ もう山が山々してる展開ですねまさに！嫉妬大野さん大好物です♪次回更新頑張りますね♪ (2018年8月15日 21時) (レス) id: d8808018cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星羅
| 作成日時：2018年6月15日 14時
