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『それは…何?』
急に雰囲気が変わって緊張して唾を呑み込む。
gr「それは…俺と戦術を考える事だ！」
『・・・はい？えっと、もう一回言って貰える？』
gr「だから、俺と戦術を考える事だと言っている。トントンでも音を上げて、オスマンやエーミールも途中でギブアップし、コネシマ達は“戦術を考える”と聞いただけで震え上がる地獄の様な罰だゾ！」
戸惑っている僕を置いてグルッペンはカーテンを閉めたり、インカムを切って、机の引き出しやら本棚やらから大きな紙やコンパスやペン、戦争に関するありとあらゆる資料までもを取り出した。
それに加えていつ取ってきたのかグラニードにある僕の机の奥に隠していた筈の今まで書いてきた戦術案を机の上に広げて笑いかけた。
gr「今日は夜更かし警察はあの国の処理で大忙しだから、当分邪魔して来る事はあるまい。さぁA！始めるゾ！」
無邪気に言ったグルッペンはあの日の様に僕の手を引くとソファに座らされて、彼は向かい側のソファに座った。
友情とはランプの様な物だと誰かから聞いた事がある。最初の内はその人との間を明るく照らしてくれる。でも次第に燃料が消えていく事で暗くなると。
だったらみんなとの友情のランプの燃料は太陽なのかも。だってこんなにも暖かくて、どこまで離れても照らしてくれるなんて、蝋燭でもガスでも電気でも無理だもん。
そんな事を考えているとゾムから通信が入る。多分、夕御飯だから呼んでいるっぽいけど迷う事なく通信を切ってインカムをポケットにしまう。
『うん！こんなキツい罰、僕初めて。とっても楽しみ！』
万年筆を取り出して、グルッペンに笑い返すとそれを合図にする様に二人だけの世界に没頭した。
『ここはやっぱり、電撃戦をした方がいいでしょ。このレベルだと特に問題はないと思うけど』
gr「いや、Aの言う事はまぁ一理あるんだやはり、包囲殲滅は男のロマン…！！」
『ああー、それを言われたら納得するしかないよ。だったらシャオロン率いる海軍とエミさんのとこの航空部隊に南方から追い込んで貰って、その後…』
何時間経ったかなんて全く気にせず話に盛り上がって居るとコンコンと扉がノックされる。返事をする間も無く鍵をかけていた筈のドアが開いた。
そんな事をする人物はたった一人しか心当たりがなく、二人で顔を青くしているとふわりと赤いマフラーが見え、次に本体である夜更かし警察兼書記長兼オカンであるトントンが笑顔で現れた。
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水龍(プロフ) - 月歩さん» 了解です！ (2020年3月1日 19時) (
レス) id: 04e8b3ba29 (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - くずをさん» ありがとうございます！応援して貰える分もっと頑張れます！これからもよろしくお願いします！！！ (2020年2月25日 4時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
くずを - 初見失礼します！あなたの小説面白くて大好きですこれからも応援してます！ (2020年2月24日 23時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - 本当ですか！そう言って貰えて嬉しいです！！！ (2020年2月24日 9時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
夏夜空 - 面白すぎますこんな事思い付かないです！ (2020年2月24日 9時) (レス) id: 62e5250950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月歩 | 作成日時：2020年2月22日 21時
