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突然かけられた言葉が戦術案の続きは無いのか？と言う本の続きをねだる友人、まぁ衛兵の話で聞いただけであって僕自身には居たこと無いけど、の様なもので驚いたけれど無視をして怒りを買ってはいけないと思い返事をする。
『えっと、どのページですか？V国との海戦ですか？それともY国だった時に考えられる山岳部隊の補給線獲得案ですか？』
するとグルッペンがムッとした顔になりページを開いたノートを僕の目の前に突き出した。
gr「ここだゾ、ここ！この「同盟諸国ヲ敵ニシタ時ニオケル4国同時防衛ラインニツイテ」だゾ！なんだこの素晴らしい状況設定は！
敵は陸海空と揃っていると言うのに同盟を切り敵に回すとは一体何を考えているんだ？」
その言葉を聞いてグルッペンの第一印象だった「悪魔」は今では「戦争好きの5歳児」に変わってきたが同じ話で盛り上がれる同年代を見つけて嬉しくなる。
これを素晴らしいって、昔はお父様ですら不謹慎だから止めろと言っていたのにまさか分かり合える人が居るなんて。
『実は今の同盟ってかなり僕の国が利用されてて、でも期限は後5年もあるって言うのに我慢出来なくてふとこれが思いついたけど、冷静になって諦めたんだ』
『はっきり言って駄作だよ』と付け足して言うとグルッペンが僕の手を引っ張ってソファに座らされると向き合う様な位置にグルッペンも座った。
そして机を強く叩くと「それでは勿体無い、良ければ一緒に考えさせてはくれないか」と真面目な雰囲気で言ってきた。それを聞くと急に背筋が伸びた気がした。
gr「まずこの陸側の防衛についてなんだが、些か強引だが素晴らしい。しかしこれで持つのか？」
『問題無い。3方に旅団を3つずつ展開させ、残りの一方に戦力を注ぎ込む、一方を叩く事に成功したらそれを移動させるを繰り返したら多少は持つと思う』
gr「しかし食糧はどうなる？一部の村では貧困が激しいと聞く」
『それは村に地主に対する解放令を出して、負担する税を減らせばいい。そしたら国税率を多少上げても、マシになる』
するとグルッペンが何かを試す様にニヤリと笑いノートから顔を上げ僕を見た。
gr「もし、地主等から反対派が出てきたらどうする？そうなると戦争をするには苦しくなるゾ？」
『そうなる前に、国税官として地主達の近くに暗殺者を置けば反乱分子は出てこないよ』
微笑んで言い返すとグルッペンは狐に摘まれた様な顔をして一言、「面白い」と言って続きを言い合う。
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水龍(プロフ) - 月歩さん» 了解です！ (2020年3月1日 19時) (
レス) id: 04e8b3ba29 (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - くずをさん» ありがとうございます！応援して貰える分もっと頑張れます！これからもよろしくお願いします！！！ (2020年2月25日 4時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
くずを - 初見失礼します！あなたの小説面白くて大好きですこれからも応援してます！ (2020年2月24日 23時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - 本当ですか！そう言って貰えて嬉しいです！！！ (2020年2月24日 9時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
夏夜空 - 面白すぎますこんな事思い付かないです！ (2020年2月24日 9時) (レス) id: 62e5250950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月歩 | 作成日時：2020年2月22日 21時
