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「……………A…」
「ねえ………A？」
「ねえ大丈夫A？」
あれ？今誰かに呼ばれてる？それに揺すられている様な…
微睡む意識の中ぼんやりとそんな事を考えているとドアか何かが開く音が聞こえて、さっきから僕を呼んでいる声よりも低いハッキリとした声が聞こえる。
「A、良い加減起きないのか？」
それを聞いて一気に起き上がる。みるとそこは一番最初に目が覚めた場所と同じ、医務室に居て側にはぺ神、ドア辺りにはグルッペンとゾム。
時計を見てみるとあの時からそこまで時間は経っていなかったけどカレンダーを見ると１日経っているのが見えて目を大きく見開いた。
『あれ？なんで１日経ってるの？僕、自分の部屋にいた筈なのに医務室に居るの』
sn「大丈夫？酷く魘されてたけど…ゾムに運ばれて来た時も顔色が悪かったし何かあったの？」
gr「まぁあの部屋の有様だ。気が動転してもおかしくはない。A気分は落ち着いたか？」
普段の顔とは違って心配そうな顔で見てくるグルッペンを見ているとさっきの出来事を思い出してたじろぐ。
その間に三人の会話が始まって、なす術なくぼうっと彼らを眺めて話を聞く。
zm「いやぁメイドも驚いとったんやぞ、急にAがしがみ付いて何かを言ってきたってな」
gr「しかしあの荒れようは酷かったな。今鬱先生とロボロにハッキング、チーノやオスマン達に情報収集を頼んでいるが足跡一つ残っていない」
sn「そう言えばA、何かを探していたみたいだけど何が無くなったの？」
急に話が振られてぺ神は顔が見えないけれど、全員の視線が注がれる。
本当は素直にラペルピンが無くなったって言いたいけどそんな事言ったら多分さっきのは夢なのかな？の中の時と同じ事を言われそうで誤魔化して笑う。
『ううん、書き終わっていた書類が無い！って思ってたんだけど良く考えたらトントンに渡した後だった。あはは、ごめん』
我ながら苦しい言い逃れ方法だったけど、みんな納得した様でひとまず安心する。
その後は異常無しとぺ神に判断されて、一応僕の部屋はまだ危ないからと別の部屋に案内された。
gr「襲ってきた奴の事は心配するな。俺達が対処しておく」
『うん、ありがとう』
そう言ってグルッペンと別れると新品のベッドの上に倒れ込む。
どうしよう…今はどうにかなってるけど早く見つけないと。
すると窓がカタンと音を立てたので近寄ってみると一匹の烏が足に何かを括り付けて止まっていた。
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水龍(プロフ) - 月歩さん» 了解です！ (2020年3月1日 19時) (
レス) id: 04e8b3ba29 (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - くずをさん» ありがとうございます！応援して貰える分もっと頑張れます！これからもよろしくお願いします！！！ (2020年2月25日 4時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
くずを - 初見失礼します！あなたの小説面白くて大好きですこれからも応援してます！ (2020年2月24日 23時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - 本当ですか！そう言って貰えて嬉しいです！！！ (2020年2月24日 9時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
夏夜空 - 面白すぎますこんな事思い付かないです！ (2020年2月24日 9時) (レス) id: 62e5250950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月歩 | 作成日時：2020年2月22日 21時
