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その後は全てセオリー通りで、三週間かかると見積もっていた戦争は僅か一週間で幕を閉じ、僕達の圧勝で終わった。
しかし、僕達にはある課題が残っていた。あのグルッペンでさえも頭を抱える重大な課題。その名も、
gr「ああー！戦後処理が終わらないンゴ。甘い物食べたい…」
『グルッペン頑張って、僕も頑張ってるけど…終わらない…』
そう戦後処理。今は幹部全員で分担して作業しているけれど人によって出来るできないがあるお陰で一人の量はバラバラで、群を抜いて僕とグルッペンの量が異常だった。
と言っても忙しいのは僕達だけじゃなくてトントンもみんなのガバをカバーしたり、コネシマとかの書類の最終チェックに駆られてる。
本当に終わらない…一生懸命やってる筈なのに山が消えない…『手が空いたらグルッペンのも手伝うよ！』なんて言ったけど僕の方も終わらない…
もう何日経ったのかカレンダーで確認してみると書類を貰って２日しか経ってなかった。全然時間が経ってない事に目を疑って机に突っ伏した。
耳を澄ましてみるけどグルッペンの作業する音が一切聞こえない。横を向いてみると彼は椅子に座ったまま寝息を立てていた。
わぁグルッペン寝てる。結構疲れてるみたいだけどこの二日間で何回目だろ？
tn「お前等、仕事終わったか？って死屍累々やん！休んどるか？」
声がしたかと思って前を向くとトントンが恐らく他のみんなの書類だと思う物を持って現れた。それを見て安心するとどうにか笑顔を作って返事をする。
『あ、トントン。大丈夫だよ…まだ二日しか経ってないから…』
tn「二日って、ならええんやけど。ん？この日めくりカレンダー３日遅れとるやん、やっぱデジタル時計の方がええな」
はぇ？３日遅れてる？と言う事は今日は２徹目じゃなくて５徹目？全然気付かなかった…窓にカーテン掛けとくのは間違いだったかな…
『は、はは。通りでグルッペンが何度も寝てる訳だね…』
tn「A大丈夫か？俺は昨日寝たけどちゃんと寝てるか？ﾀﾋにかけやけど…代わりに少し手伝おうか？」
『「トントン！お願い/だ！！」』
いつの間にか起きていたグルッペンと一緒にしがみつく様な勢いで近寄ってトントンの手をブンブンと振っているとトントンは溜息をついた。
tn「Aはええけどグルさんはダメや…って言おうとしたけど流石に今日だけは大目に見るか」
その後暫くの間、僕とグルッペンの間ではトントンの事を大天使と呼ぶ日が1週間程続いた。
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水龍(プロフ) - 月歩さん» 了解です！ (2020年3月1日 19時) (
レス) id: 04e8b3ba29 (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - くずをさん» ありがとうございます！応援して貰える分もっと頑張れます！これからもよろしくお願いします！！！ (2020年2月25日 4時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
くずを - 初見失礼します！あなたの小説面白くて大好きですこれからも応援してます！ (2020年2月24日 23時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - 本当ですか！そう言って貰えて嬉しいです！！！ (2020年2月24日 9時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
夏夜空 - 面白すぎますこんな事思い付かないです！ (2020年2月24日 9時) (レス) id: 62e5250950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月歩 | 作成日時：2020年2月22日 21時
