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昔、屋根裏の散歩者って本を読んだ事がある。
犯罪に魅力を感じていた主人公が屋根裏を徘徊していたある日、気が合わない人を暗殺する話。結局自白しちゃうんだけど。んで、なんで急にこんなことを思い出したのかと言うと、
zm「A！暇か？遊ぼうや」
貰った銃やナイフの手入れをしている時に屋根裏ならぬ天井裏の散歩者が僕の膝辺りに落ちてきたから。驚き過ぎて心臓が止まりかけた中、お構いなしにゾムは僕の手を引っ張ってどこかに連れて行かれる。
辿り着いた先は訓練場。いつもなら兵士が居るって聞いたけど今日は休日で、森林戦を仮定した訓練用の大きな森だけではなくて、メインの広場にも人影が一つもない。まだ状況が掴めずにいるとゾムが質問してくる。
zm「なぁAって道に迷い易かったり、飛び移ったりするの下手か？」
『えっ、下手か下手じゃないかで聞かれたらまぁぼちぼちって所かな？』
ゾム、何をしようとしてるんだろ。遊ぼうやって言ってたけど、みんなで一緒に遊べる事って何があるんだろ？
するとゾムがインカムで誰かを呼び出してみると五分も経たないうちにコネシマ、シャオロン、鬱先生、ショッピ君にチーノが集まった。
みんな何をするか分かっている様で口々に「負けない」とか「今回は誰やろ」とか言っている。それだけだと何をするか分からないのでゾムに聞いてみると詳しく説明してくれた。
『へぇ、鬼陣営と人間陣営に分かれて逃げるんだ。しかも鬼はランダム、大丈夫かな…』
ut「まぁこっちにもガバ三銃士がおるし、Aでも大丈夫やろ」
鬱先生が励まし？の言葉を贈ってくれた直後開始の合図が出て、みんな一斉に木の上を飛び移ったり暗い森の中を迷う事なく走っていった。
・・・鬱先生、これは大丈夫とは言わないよ…
結果、前半十分は全員疑心暗鬼で鬼もこれと言った動きは無かったけど、コネシマがシャオロンを捕まえようとしたけれど失敗して、諦めて狂人のチーノと追いかけたけど時間切れで人間陣営の勝利。
因みに僕はと言うと、暗い森のせいで序盤から迷子になって一人みんなと違う所で同じ場所をぐるぐるしていた。
いや、これみんなに対応できる様になるには2か月ぐらいかかるよ…後、自分がまさかここまで動けなかったとは…
補足するとすれば、後日慣れない運動のせいで全身が筋肉痛になったのは言わずとも分かり、身体中湿布だらけになった。
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水龍(プロフ) - 月歩さん» 了解です！ (2020年3月1日 19時) (
レス) id: 04e8b3ba29 (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - くずをさん» ありがとうございます！応援して貰える分もっと頑張れます！これからもよろしくお願いします！！！ (2020年2月25日 4時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
くずを - 初見失礼します！あなたの小説面白くて大好きですこれからも応援してます！ (2020年2月24日 23時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - 本当ですか！そう言って貰えて嬉しいです！！！ (2020年2月24日 9時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
夏夜空 - 面白すぎますこんな事思い付かないです！ (2020年2月24日 9時) (レス) id: 62e5250950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月歩 | 作成日時：2020年2月22日 21時
