9話 ページ10
ちなみに私の情報入手場所はトイレだ。
お金がかからなくていい。
欠点は情報を選べないことだ。
雲雀恭弥の冷たい目で見られたいという話で盛り上ったときは困るぞ。
個室から出られなくなってしまうのだ。
……そう言うことだ。
よく言えば情報収集。悪く言えば盗み聞き。
「サクラちゃん〜！あの子から電話よ〜！」
あの子とは幼馴染みの事だろう。
受話器を取りたくないが取らないと今度会ったとき殺される。
バリバリ原作キャラだからな。
殺すことに躊躇ないだろう。
母から受話器を受け取って話しかける。
「電話代わった。サクラだ。」
『Ciao！俺が…かけた意味分かってるよな？姫｡』
私の事を姫と読んでいる人は一人しかいない。
ヤバイ。これほど幼馴染みに電話をしていないことが命に繋がるとは。
「あぁ。わかっている。電話をかけていなくてすまなかった。」
『姫｡俺言ったよな？ジャッポーネ着いたら毎日電話しろって。』
そうなのだ。これが。これが問題だ。
そもそも幼馴染みは結構命に関わる仕事をしているのに呑気に電話等していていいのだろうか。
「だが‥。君にもいいよ時と悪い時があるだろう。こっちから無闇に電話をかけていいのか迷ったんだ。」
『えっ！姫そんなことで電話してこなかったの！？てっきり俺彼氏でもできたのかって思っちゃったよ。
チッ。そんなやついたら憂さ晴らしで殺しにいく計画が(ボソッ』
なんだろう。さっき聞いちゃいけない言葉が聞こえたぞ。
やっぱり変わっているな。幼馴染みは。
「私に彼氏等できるわけがないだろう。君が私にお世辞でも似合うとは言えない眼鏡を強要してきたんだ。それに、彼氏なんて兄のおかげで当分はできそうにないさ。」
「確かに。姫にはヅラって言うこえー奴がいるもんな。」
さっきまでとてつもなく低かった声が明るくなった。
実に単純だ。
『やべっ。ウルセー奴が剣振り回してキレてる。』
「あんまり怒らせるんじゃないぞ。その内あの人は血管切れかけないからな。」
『………善処する。』
する気ないな。絶対にない。
『姫､電話かけるときは姫が寝る前にかけてくれよ。そうすればこっちは朝だろ？俺朝任務入れねーし｡』
「君が起きてないんじゃないのか？」
『んー。姫のモーニングコールで起きる♪』
その声はとてつもなく嬉しそうな声だ。
私のモーニングコールのどこが嬉しいのだろうか？
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ユイ - 別サイトの小説の投稿は違反ですよ。報告しますね。 (2018年7月13日 16時) (
レス) id: 60782ccd21 (このIDを非表示/違反報告)
Reiran(プロフ) - この小説、別のサイトで見たことがある内容なのですが、盗作でしょうか？もしそうなら消した方がいいですよ。 (2017年10月3日 1時) (レス) id: d8d89cf29a (このIDを非表示/違反報告)
鳥取 - 盗作はするべきではありませんね。 (2017年10月2日 1時) (レス) id: d17c5d69e5 (このIDを非表示/違反報告)
ベル大好き瑠威ちゃん！ - 天の釣り船さん！ありがとうございます！これからもガンガン更新していくので末永くお見守り下さい！ (2017年9月21日 0時) (レス) id: f5e7780e3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベル大好き瑠威ちゃん！ | 作成日時：2017年9月12日 0時
