23話 ページ24
……何故彼が図書室にいるのだろうか？
確かにこのタイミングで彼がいるのはおかしくない。
だが、私は彼が本に興味があるとは思えないのだ。
まぁ彼が眠っているところを見ると当たっているのだろう。
そもそも私が鍵を開けたのに何故ここにいるのだ。
恐らく日当たりが良くて寝てしまって気づかれず鍵を閉められたのだろう。
何度も言うが私は原作キャラとは関わりたくないのだ。
彼が自力で起きるまで放置したいがいびきがうるさい。
今は私以外誰もいないが誰かが来たとき委員の私が起こすことになるだろう。
つまり今起こすか後で起こすかの違いである。
恐らく彼と少しぐらい関わってもフラグがたつ可能性は少ない。
だから起こしてすぐ離れば問題ないと思うが原作とか抜きにしても関わりたくない。
理由はうざい奴だからだ。
私が得た知識で思ったのはこのマフィアはうざいの一言だ。
聞いてもないのにマフィアの話をする。
とにかくうるさい。そして極めつけはバカ。
獄寺隼人が見るたびうぜーと思ったシーンがあったがそれは私も思った。
今から来てボコボコにしてくれないだろうか。
「ぐがああああ。」
いびきもうざいと思ってきた。雲雀恭弥に通報したいぐらいだ｡
通報してもいいかもしれない。
彼は風紀を乱して迷惑していると伝えれば躊躇なく咬み殺すだろう。
雲雀恭弥には関わりたくないので草壁哲矢を探そう。
そうと決まれば鍵を閉めるか。
「………んーーー！」
「チッ。」
思わず舌打ちをしてしまった。起きるなよ。
そして起きてすぐうるさくてうざい。
「あれ？あれ？あれ？」
黙れ。ここは図書室だ。静かにしろ。
「うそっ！？俺、寝ちゃった！？ヤバイじゃん！ヤバイじゃん！ミーコ図書デートの時間！ん？もしかして起こしてくれたの？サンキュー！すっげー優しいー！もしかして俺の事好きなの？でも俺はミーコって言う彼女いるから諦めて！じゃねぇー。」
ブチッ
私の中の何かが切れる音がした。
今日中に雲雀恭弥に手紙を出したのは言うまでもない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 12人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユイ - 別サイトの小説の投稿は違反ですよ。報告しますね。 (2018年7月13日 16時) (
レス) id: 60782ccd21 (このIDを非表示/違反報告)
Reiran(プロフ) - この小説、別のサイトで見たことがある内容なのですが、盗作でしょうか？もしそうなら消した方がいいですよ。 (2017年10月3日 1時) (レス) id: d8d89cf29a (このIDを非表示/違反報告)
鳥取 - 盗作はするべきではありませんね。 (2017年10月2日 1時) (レス) id: d17c5d69e5 (このIDを非表示/違反報告)
ベル大好き瑠威ちゃん！ - 天の釣り船さん！ありがとうございます！これからもガンガン更新していくので末永くお見守り下さい！ (2017年9月21日 0時) (レス) id: f5e7780e3a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ベル大好き瑠威ちゃん！ | 作成日時：2017年9月12日 0時
