16話 ページ17
そもそもイタリアでは学校に通っていなかった。
幼馴染みが勉強を教えてくれていたからな。
お母さんたちもお金をかけて学校に通うよりも幼馴染みの方が適任だと思ったのだろう。
私もそう思う。少なくとも幼馴染みは的確に分かりやすく勉強を教えてくれていたからな。
今すぐこの学校を止めてイタリアに帰りたいぐらいだ。
…確実に死 亡率が上がるが。
職員室。鍵を取りに行ったが無かった｡
日直は二人一組なので今日の私の相方が開けたのだろう。
相方はいつから来てるんだ？
まぁまだ遅い時間じゃないし相方に怒られはしないだろう。
相方じゃなく名前で呼べって？
忘れたんだ。沢田綱吉たちではないことは覚えているけどな。
教室につくと予想通り鍵、開いていた。
ここは挨拶しながら入るべきだろう。
「おは…失礼した。」
トイレに行こう。あそこは安全地帯だ。
急いで行こうとしたが腕を掴まれた。やはり鈍っていたか。
私の腕を掴んだ犯人は教室にいた人物だろう。
違うと期待を込めて振り返ったが当たってしまった。
…勘弁してくれ。そういえば今日は飛び降り事件の日だったな。
だが分かっていてもこの時間に教室にいるとは思わないだろ！
と心の中で逆ギレするぐらいに動揺している。
「別に入っていいぜ。神崎は日直なのか？」
何故私の名前を覚えている。
いや､彼はクラスの人気者と言われるぐらいだ。クラスの名前ぐらい覚えているのだろう。
テストもそれぐらい頑張れよ。
勉強すればできるタイプだな。
「どうかしたのか？…そうか。気になるよな。」
私は一言も話していないのに、練習しすぎて骨折したとか練習の内容を勝手に語り出した。
私は彼の話を聞くしかないらしい。
口も挟むタイミングがない。そして腕は掴まれていて逃げられない。
これは…強制イベントなんだろうか｡
1度話しかければ私の意思では止められない。
そして最後には質問され答えによって好感度が変わるのだろうか。
勘弁してくれよ。私は超能力使えないから好感度メーターを見ることはできないんだぞ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 12人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユイ - 別サイトの小説の投稿は違反ですよ。報告しますね。 (2018年7月13日 16時) (
レス) id: 60782ccd21 (このIDを非表示/違反報告)
Reiran(プロフ) - この小説、別のサイトで見たことがある内容なのですが、盗作でしょうか？もしそうなら消した方がいいですよ。 (2017年10月3日 1時) (レス) id: d8d89cf29a (このIDを非表示/違反報告)
鳥取 - 盗作はするべきではありませんね。 (2017年10月2日 1時) (レス) id: d17c5d69e5 (このIDを非表示/違反報告)
ベル大好き瑠威ちゃん！ - 天の釣り船さん！ありがとうございます！これからもガンガン更新していくので末永くお見守り下さい！ (2017年9月21日 0時) (レス) id: f5e7780e3a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ベル大好き瑠威ちゃん！ | 作成日時：2017年9月12日 0時
