「ギルティハートのジギタリス」 ページ30
早朝＿＿＿＿＿私の目の前に置かれたのはモーニングティー。
「本日はアプリコットもありますよ！」
スコーンの甘い香りとモーニングティーの香りが漂う
下の階から少しずつ声が聞こえ始める。
この足音はきっと帽子屋ね。
毎朝隣の彼女を起こしに行っているのも知っている
私の向かいの席に笑顔で座る、彼女は焼きたての甘い香りがした
「終わったら食堂へ急ぎましょう。今日は第3試練の____発表日ですわ。」
「はいっ！かしこまりましたっ！」
既に日は昇り始め、下の階が賑やかになってきた。
「あら、おはよう帽子屋。本日も彼女に手を焼いていたわね」
「ああ、おはよう。慣れてるさ、ネムリネズミはいつもああだからな。」
＿＿＿＿＿前にも増して、良く笑いますわね。
帽子屋は毎朝、ネムリネズミを起こして準備を整えてから1度図書室へ訪れる。
「そういえばあれから2人はどうなったんでしょうね」
あの試練の最後____帽子屋の屋敷を開く鍵は愛と勇気だった。
ネムリネズミと帽子屋が両想いなのは本人達以外＿＿＿＿皆薄々気づいていたでしょうけど。
「食堂へ行きますわよ。トランプ」
「了解しました♪」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿食堂
食堂へ入ると私達以外の全員が揃っていた。
「やぁ★女王様とトランプちゃん」
「今日も紅茶飲んでた？ごめんコイツ朝うるさかったでしょ」
「ええ＿＿＿＿＿自室からアリスの部屋までジャンプで行った後、アリスは布団を剥がされた時の叫び声も、聞こえましたわ」
「あっはは★ごめんごめん★まぁ今に始まったことじゃないし？」
私は皆さんの輝かしいその生活音が聞けることもとても幸せだったりしますわ＿＿＿＿＿
なんて、言いませんけど。
「クマさ〜ん」
ネムリネズミが見知らぬクマに合図をする____
「ハァイ！！皆オハヨウ！」
クマがポンっと、出てくると思いきや
包帯がグルグル巻きにされた少女が現れる
「え、誰？？」
アリスが思わず声を上げる
「…………クマさん？？」
「流石ネムリネズミさんだネ！」
ネムリネズミの声に反応するように少女は笑う
「それじゃ、試練について言うネ！」
その時、後ろからドサドサと言う音がする
真後ろにいたはずの、トランプがいなくなっていた。
「＿＿＿＿＿トランプ？？」
そこで私が見たものは、彼女のクローンが____大量に生産されている、現場
「ハートの女王様にトランプ兵さんを見分けて貰いまース！！」
＿＿＿＿私は言葉を失った
「ギルティハートのジギタリス」2→←最初にお知らせです(ᴗ͈ˬᴗ͈⸝⸝)
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Rain(プロフ) - コメント返信遅れてすみませんヾ(･ω･`;)ﾉ2人はもちろんですがアリスとチェシャ猫、ハートの女王様とトランプ兵ちゃん達もこれから色々ありますのでこれからもよろしくお願いします！ (2018年11月4日 14時) (
レス) id: 2be2978128 (このIDを非表示/違反報告)
杏梨 - すっごく面白いです！個人的に帽子屋さんとネムリネズミちゃんの雰囲気が好きです！これからも応援してます(*´ω｀*) (2018年10月12日 20時) (レス) id: 39f1435603 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rain | 作成日時：2018年10月3日 19時
