「ゴースト・Novelist」第2室 ページ23
私がそもそも小説家を目指したのは幼い頃だった
両親がいつも仕事で1人だった私は、父が趣味で集めていた推理小説やミステリー小説を毎日毎日読んでいた。
その中にはもちろん『アガサ・クリスティ』や『江戸川乱歩』『ガストン・ルルー』などの有名な作家も居たが
独学で学び、初出版で賞を受賞するなどといった快挙をあげる小説も読んでいた
「四乃は頭がいいからきっと良い小説家になれるぞ」
幼き日、己の夢を話し父に頭を撫でてもらったことは一生忘れないだろう
毎年たくさんの本を買ってもらい、私は去年試しに原稿を買い、小説を書いてみた。
そうしたら父がそれを読み感動し、出版社に押し掛けて本を渡したらしい
私はその時学校にいたから詳しくはわからない
気づけば小説家デビューし、本はみるみる売れた
2作目もすぐに完売し、私はすぐに有名な小説家となった。
直木賞と芥川賞をW受賞して父と母に立派に親孝行ができたと思っている
本の内容はあまり覚えていないが、たしか1作目に書いたのは男女の仲間がある屋敷に閉じ込められ、謎を解いて脱出する、という内容だった気がする。
「帽子屋さん？」
＿＿＿＿＿ふと考える。ここにいる皆は、どういう過去を背負ってきているのだろう
ハートの女王は模試会場であったことがあるが、
その他は全くわからない。
「ネムリネズミ＿＿＿＿貴殿は、この屋敷に来る前、どういう生活を送っていた？」
「………寝てたよ。ひたすら」
「寝てた？」
「うん〜詳しくは覚えてないんだけど〜ひたすら寝て起きての生活だった〜」
ネムリネズミらしいような気もするが、学校はどうしていたのだろう
学校でも寝てたのだろうか？
そんなことを考えていると部屋も十分暖かくなってきた。
「ネムリネズミ。そろそろ調べよう」
「りょうかい〜〜」
私は立ち上がると部屋を物色し始めた
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Rain(プロフ) - コメント返信遅れてすみませんヾ(･ω･`;)ﾉ2人はもちろんですがアリスとチェシャ猫、ハートの女王様とトランプ兵ちゃん達もこれから色々ありますのでこれからもよろしくお願いします！ (2018年11月4日 14時) (
レス) id: 2be2978128 (このIDを非表示/違反報告)
杏梨 - すっごく面白いです！個人的に帽子屋さんとネムリネズミちゃんの雰囲気が好きです！これからも応援してます(*´ω｀*) (2018年10月12日 20時) (レス) id: 39f1435603 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rain | 作成日時：2018年10月3日 19時
