「ゴースト・Novelist」2 ページ18
「とりあえず、隠し部屋でお話スルカラ!!そこで待ってるね!!」
言葉を失って立ち尽くす皆、
私はそれより酷く。腰が抜けてしまう。
「____ボクについてきて」
澄んだ声が静寂を遮った。
体が軽くなる。誰かに持たれたようだ。
「皆、走れる?隠し部屋行こっか」
「私達は大丈夫ですわ。それで、隠し部屋をどうやって探すのです?」
「_____ボクが未来を視る」
見知らぬクマが姿を消すと同時にオリが消える
「こっち!!」
ネムリネズミが、私を持ち上げ走り出した。
「あっはは☆食べられたら一溜りもないね☆」
「あーもう!!チェシャ猫黙って!口縫うよ!?」
「走るのは私の得意分野ですよ!なんたって私もと陸上部ですから!!」
「時計ウサギさん、よく掴まっていてくださいね」
「しゅ、しゅみませんっ💦」
少し走って階段がたくさんある部屋に出る。
「ボクが引き付けてる間に下側のスイッチ押して部屋に入って!!」
ネムリネズミがそう叫ぶと私を抱えたまま本棚の上に飛び乗る。
「帽子屋さん、しっかり掴まって」
私はネムリネズミに掴まり直し、口を閉じた
本棚に爪で傷を加えて本棚が崩れる。
本棚が倒れる前に別の本棚に避けて、
残りの皆が部屋に入ったことを確認すると
「帽子屋さんめー閉じて!」
「目??」
次の瞬間、ネムリネズミがジャンプした。
真下には大きな化け物の顔があって、
化け物の顔を勢いよく踏む。
そのまま見つからないように部屋に入った。
_____入ると見知らぬクマが喜びながら
「良くこれたネ!!いやぁ、さすがだヨ!」
と、いうが
いかにも_____わざとらしい
「それで、試練についてはどうなんですの?」
「化け物から逃げて謎を解き、全員で生還して帰る。ダヨ!主役は_____帽子屋サン」
「なんとも意地の悪い試練だ。しかしまぁ、_____頑張ることにしよう」
隠れ部屋は案外広く、綺麗なベッドが6つとキッチンやバスタブやトイレ、ホテルのスイートルームのようだった。
「ベランダもアルヨ」
「えっ!ベランダとかつけていいんですか!?」
「ソコ気にしたら終わりダヨ!星空がミエルヨ!」
「とりあえず、試練は明日からにして今日は作戦を練ろう。」
「あっはは★それがいいね★」
「チェシャ猫黙れ」
「おや?アリスはツンデレなのかな?w」
「あんたがあんな速さで化け物煽らなければここまで怒らないわよ」
試練終了まで、あと40時間_____
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Rain(プロフ) - コメント返信遅れてすみませんヾ(・ω・`;)ノ2人はもちろんですがアリスとチェシャ猫、ハートの女王様とトランプ兵ちゃん達もこれから色々ありますのでこれからもよろしくお願いします! (2018年11月4日 14時) (レス) id: 2be2978128 (このIDを非表示/違反報告)
杏梨 - すっごく面白いです!個人的に帽子屋さんとネムリネズミちゃんの雰囲気が好きです!これからも応援してます(*´ω`*) (2018年10月12日 20時) (レス) id: 39f1435603 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rain | 作成日時:2018年10月3日 19時