奇跡の星の、誰かの可能性。【星のカービィ】

▼『これ、読んで？』 ページ9

○カービィの場合(読めないver.)

「…え？……ぇえと…。」

見せられたのはまさかの英語。

必死に考えてくれたけれど、
「ごめん、ぼく読めない…」と一言。

『気にしないで！』とあわあわしていると、

「……えっと、意味、教えてくれる？」


そう尋ねられたので教えてみると、

「…そうなんだ。

　うん、ぼく、Aのこと大好きだよ！」

にっこり笑顔で、真正面から言われてしまいましたとさ。



○カービィの場合(読めるver.)

紙の文字を見た後、不思議そうに貴方の顔を見る彼。

しかし、すぐににっこりと笑みを浮かべ、


「“I love you”, ○○」


……ピンクの悪魔が、僅か数センチの距離で笑っている。



○メタナイトの場合



「………、」

文字を見た途端、……本当に一瞬だが、驚いていた様な。

覚悟を決めたかの様に一つ、息を吐く彼。


……そっと耳元に顔を寄せて、

「……“I love you.”

　………これで、良いのか？」

その言葉を囁いた彼。
少し、赤くなっている様にも見える。


しばらくすると、

「…………そなたも読め」

そんな声が、聞こえてくるのでした。



○ワドルディの場合

「……わにゃぁっ」

紙に書かれた文字を読んですぐ、赤くなった彼。

にっこり微笑み、『読んで？』と繰り返す貴方に対し、「えっと……。」と目をさまよわせながら、覚悟を決められない様子の彼。


………このままだと日が暮れそうなので、意味を知らないフリをしてみる。


『…何か悪い意味の言葉なの？』




「……そういう訳じゃ、ないんですけど…。


　……“I love you”.

　この言葉は、他の誰にも言わないで、

　……その、僕だけに言って下さい」


貴方の顔を見てそう言う、彼。

……ただ、やっぱり恥ずかしさに負けてしまったのか、息を一つ吸って、倒れた。



○マルクの場合

「…………読まないのサ」

そっぽを向いて拒否する彼。

『…どうして…？』と悲しそうな表情で尋ねてみると、


「………っ、わかったのサ…

　…その代わり、後でAも読むのサ」


そっと貴方の隣にくっついて、耳の近くに顔を寄せたかと思うと、

「……“I love you”.」


…静かに顔が離れたところで、隣の彼を見ると、少し赤くなった顔で、“読んで？”と言いたげな目線を向けられた。



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更新頻度低くてすみません。
二種類のカービィに挑んでみました(？)。
後1300hitありがとうございます!!

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