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「 よかったまだいた……って、えちょっ!なんで泣いてるの!!? 」


あぁもう最悪。1番見られたくなかったのに。
泣いてないです、 なんて見え透いた嘘を言いながら目元についた水分を制服で拭き取る。


「 どうしたんですか、忘れ物ですか? 」


天宮くんは何も悪くないのに冷たく接してしまう自分に嫌気が指す。


「 あー、うん。忘れ物。今日一番大切なこと忘れてたんだ 」

「 ……?そうなんですか、 」


今日一番大切なこと、か。
私の脳裏には嫌なことが次々と浮かんでくる。また溢れ出しそうになる涙を感じて目線を下に向ける


「 ……あの、Aちゃん! 」

「 へっ、はい……?」


突然呼ばれたことに戸惑いながらも名前を覚えていてくれたということが嬉しくてさっきまで涙が出そうなのを抑えてたのに、今はニヤケそうになるのを抑えている私は単純なのだろう。


「 はいこれ 」


と天宮くんは私に小さな紙袋を差し出した。

え、なに、バレンタインにあげたチョコそのまま返され、たりするわけないよね天宮くんそんなことしないよね。


「 ……?なんですか、これ 」

「 バレンタインのお返し。ありがとう、チョコ美味しかったよ 」


思考回路が停止しそうになった脳を必死に動かして紙袋を受け取る。

……な、にそれ、意味わかんない、
彼女出来たくせにそんなことしないでよ、諦められないじゃん


「 ……彼女、できたんじゃないんですか… 」


貰った紙袋に目線を落としながら震える声で口から出たその言葉に自ら驚く。
何言ってるんだ自分は。


「 あ、いやごめんなさい。忘れてください、ありがとうございます 」


我に返った私は、現実を受け止めたくなくて天宮くんの口から聞きたくなくて言葉を無かったことにする。
もう嫌だ、


「 ……彼女いないよ? 」


私には天宮くんが発した言葉の意味が分からなくて混乱という言葉で済ませれないほど頭がハテナでいっぱいになった。


「 えっ、でもっ、バレンタインのお返しのクッキー、あげてたじゃないですか…… 」

「 ……あははっ!なんだそういうことかあ〜、紙袋の中身、みてみて 」


語尾が小さくなりながらも必死に話した私の声を聞いた天宮くんは目を丸くさせてから笑い出した。
何が何だか分からないまま言われた通り天宮くんに貰った紙袋の中身を見てみる。






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雨上がりのcrew(プロフ) - ところで、甘味没収のときのセンラさんは夢主ではなく他の人と結婚をしていたのでしょうか、、、?隠し持っていた結婚指輪と書いてあったので、、、 (2019年7月16日 0時) (レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)
雨上がりのcrew(プロフ) - すごい。。。この作品私得←これからも更新頑張ってください!! (2019年7月16日 0時) (レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:作者一同 | 作者ホームページ:***  
作成日時:2019年7月15日 14時

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