【呪術廻戦】Re:ゼロから始める呪術師生活(半強制)Ⅱ【夏油傑】 (ページ5)

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選択肢がクソページ5

『由基ちゃんとの出会いをずらす？』
確か、前回は17の春頃。
2010年4月に声をかけられて、その年の冬に帰国の目処がたった。

兄さんが離反したのは2007年の9月、つまり私は由基ちゃんと少なくとも2005年から2006年までの間に出会っておかなければならない計算になるけど、その頃はやっとボスたちに保護されたばかりで言葉もようやく覚え。

日本に帰れなくても大丈夫なようにしたいと頼み込んでやっと稽古をつけてもらえたばかりの年。
つまり、出会うとそれまで積み上げるべきものが無くなる、呪術師としてやっていけるのかが一気に分からなくなる。

"君が帰国出来る歳がズレる分、君の今世での兄の離反を止められるかも知れないと言うこと、そうとってもらって構わないよ。ただペナルティがある事だけ忘れないでもらえればいい"

『ペナルティって？』
そこを聞いてからでも遅くはないだろう。
兄さんの離反を防げるか、私が呪術師としてやって行けるかは後で考えられる。

"それも君に選択権がある、この中から好きなのを選べばいいよ"
タブレットの文章を読み終わったと同時に一瞬画面が暗転し、選択肢が出てきた。

"1

2

3

『……ひとつだけ選択肢がアホなんだけど……』
何？呪霊アレルギーって……

あまりな内容にタブレットとにらめっこを始めてしまった私に別のタブレットが飛んできて説明文を打ち出し始めた。

"呪霊アレルギーは兄が取り込んだもの以外の呪霊に対してアレルギー反応が出る。まぁ呪霊が花粉みたいな感じになるだけだよ。ちょっと鼻水出たり、くしゃみしたりするぐらいの軽いアレルギーにしとくから。
2番目はただ単にコミュニケーションが取りにくくなる反面、呪力効率が最悪な構築術式とか無下限とかと相性抜群になる。
3番目はねぇ下手するとお兄さんに殺されるかも知れないけど何とかなるっしょ、さあ!どれがいい？"

2つのタブレットを抱えて思いっきり地面に叩きつけたのは言うまでもないだろう。