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「かはっ、お前、何のつもりだ…!!」
「何って、貴方を殺しにきたんですよ。あぁ、貴方達、ですね」
「はぁ、はぁ、こんなことして、タダで済むと、思ってるのか…」
「俺はもうすでに貴方みたいなクズを2人殺してるんですよ。それが2人増えたところで、俺にとってはどうって事ない」
「がはっ…!!」
ナイフを身体に突き刺していく。
Aが味わった苦痛をコイツも味わうことができるように、あえて急所を外して、ゆっくりと、ゆっくりと殺していく。
「よくも、Aに…!!」
一刺し一刺しに、憎しみを込めて。
「はぁ、はぁ…。もう死んだか」
横たわる塊をその場に置き捨て、次の標的へと向かう。こんなに物音を立てても現れないってことは、寝てるのか。
2階に上ると、子供部屋と思われる扉が2つ目についた。片方はおそらく標的。そして、もう片方は、
「A…」
この場にいない、愛しい人。
「待ってて。もうすぐでAのことを解放できるから…」
ドアノブに手をかけ、ベッドで横になっている男へと視線を向ける。
「だ、誰だお前は…!!」
こいつがAのことを…
こんなやつと同じ年齢だと思うと、嫌悪を抱く。
ナイフを強く握り締め、思いきり身体に突き刺す。
「あ"ぁぁぁぁぁ!!!!」
「…ったく、耳障りだっての」
「はぁ、はぁ…。何、お前、あんな女に、本気に、なってんの…?」
「…は?」
「どうせ、もう抱いたんだろ?まぁ、あいつ身体はいいもんな。はは、顔は死んでるけど」
「っ、あんな目をするようになったのはお前らのせいだろうが!!」
あの子の笑顔なんて見たことないくせに…!!
「はぁ、はぁ…、うっ、血止まんねぇ…。
…はは、そんなに惚れてんのかよ。悪かったな、あいつのハジメテは俺が貰っちゃって。あいつの身体中に俺の跡が付いてただろ?傷物にして悪かったなぁ」
「っ、もう黙れよ…!!」
汚い言葉をこれ以上聞くまいと、心臓を一刺しで貫く。
「…傷物なんかじゃない。Aは、とても綺麗だ」
自分の手を見ると、その両手は汚い血で染まっていた。
「……汚いのは、俺の方だ」
こんな手で、純粋な彼女を抱く資格なんてあるわけないだろう。
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Re:(プロフ) - ただの専門学校生。さん» わぁぁ!!ありがとうございます…!! おそらく無事に(?)作成できたと思います!!丁寧に教えてくださって感謝です;; 嬉しいお言葉もありがとうございますㅠㅠ (2022年4月15日 17時) (レス) id: 320fdc4232 (このIDを非表示/違反報告)
ただの専門学校生。(プロフ) - アンケート作るの、特に難しいことはないので簡単に作れます! (2022年4月15日 12時) (レス) id: ca3a9bdb52 (このIDを非表示/違反報告)
ただの専門学校生。(プロフ) - はじめまして!更新楽しみにしておりました、今までのお話し全部好きです!アンケートは作品を作る画面に、アンケートメーカーっていうのがあるのでそれでできますよ!!あと3人も楽しみです〜! (2022年4月15日 12時) (レス) @page28 id: ca3a9bdb52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Re: | 作成日時:2022年3月1日 19時