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どうして父親はこんなクズみたいな男にだけ愛情を注ぐのだろうか。大学受験に失敗して、親の金で生きてるだけのやつに。
私の方が良い成績を残せるかもしれないのに、高校3年生でこれから大事な時期だという私には鳥籠のような仕打ちだ。
こんな家に産まれたのが間違いだった。
何度そう思ったことだろうか。
やっと満足したのか、何も言わずに部屋から出て行く兄を、私は死んだ魚のような目をして見つめていた。
身体中がベタベタして気持ち悪く、シャワーを浴びようと風呂場に向かった。
鏡に映る自分の姿を見て、毎日死にたくなる。
身体中に染み付いた痣や瘡蓋、そして赤い痕。何度擦っても消えることはない。
『…はは、汚い女』
自嘲気味に身体の汚れを隠すように、シャワーを浴び続けた。
お風呂から出ると、もうすでに日が昇っていることに気付いた。今日も地獄の始まりだ。
2人が起きてくる前に朝食を作り、急いで自分の分は済ませる。
ちょうど準備し終えた頃に2人がリビングへと入ってきた。
『…おはようございます』
「「……」」
もちろん返事など返ってくるはずもない。
最初は私も何も言わずに過ごそうと思っていたが、何も話さない日が続くと言葉を忘れそうになってしまった。そのため、一方的にではあるが、言葉を発しても怒られない時に話すようにしている。
2人が食卓についたのを確認して、洗濯物を干しに向かう。私にとってはベランダが唯一出られる外の世界なため、この時間が貴重だった。
『…眩しい』
もう秋になるというのに、照りつく日差しが肌に刺さった。
憂鬱になりながら洗濯物を干していると、男の人と目が合った。この時間帯にこの通りを歩く人は誰もいないのに珍しい…
初めて会うはずなのにどこか心地良く、私の眼は彼を捉え続けた。彼が何を思って私を見ていたのかは分からない。けれど、彼もまた、私から目を離さなかった。
先に目を離したのは彼の方で、彼は私の顔よりも少し下に目線を向けていた。何を見ているのだろう、と彼の目線を辿ると、痣だらけの私の腕。
しまった、誰もいないと思って隠すのを忘れていた。誰にも知られてはいけないのに。このことを知ったら、2人の行動はよりエスカレートしてしまうだろう。
焦った私は早く作業を済ませ、家の中へと駆け込んだ。大丈夫、きっと彼とはもう2度と会うことはないだろうから。
『…素敵な人だったな』
汚い私とは大違いだ。
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Re:(プロフ) - ただの専門学校生。さん» わぁぁ！！ありがとうございます…！！ おそらく無事に(?)作成できたと思います！！丁寧に教えてくださって感謝です；； 嬉しいお言葉もありがとうございますㅠㅠ (2022年4月15日 17時) (
レス) id: 320fdc4232 (このIDを非表示/違反報告)
ただの専門学校生。(プロフ) - アンケート作るの、特に難しいことはないので簡単に作れます！ (2022年4月15日 12時) (レス) id: ca3a9bdb52 (このIDを非表示/違反報告)
ただの専門学校生。(プロフ) - はじめまして！更新楽しみにしておりました、今までのお話し全部好きです！アンケートは作品を作る画面に、アンケートメーカーっていうのがあるのでそれでできますよ！！あと3人も楽しみです〜！ (2022年4月15日 12時) (レス) @page28 id: ca3a9bdb52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Re: | 作成日時：2022年3月1日 19時
