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『はぁ、また今日もこっちの世界か…』
そんな簡単に戻れるわけないよね。
朝食を作ろうと下に降りると、すでに2人も起きていた。いつもは朝食ができてから起こすのにどうしたんだろう。
NY「あ、ちょうどいいとこに。これ片付けといて。後、私達今日夕食いらないから」
『どこか行かれるんですか？』
「今日はお城で舞踏会があるのよ。年頃の貴族女性は全員参加。もちろんナヨンにも招待状が来たわ。おそらく王子の結婚相手を決めるのね…
ナヨン、あなたなら大丈夫！！何がなんでも選ばれるのよ！！！」
NY「お母様、分かってるわ。この国に私以上に綺麗な人なんていないから大丈夫よ」
「それもそうね。さぁ、あんたはさっさと朝食の準備をしな！！私達は今から準備で大忙しなんだから！！！」
待って……
年頃の貴族女性は全員参加…？？
『あの！！私の招待状は…？』
父が亡くなってはいるが、それなりに名高い地位ではあったため私にだって招待状が来ていてもおかしくない。
NY「は？あんたに来るわけないでしょ？？
聞いてなかったの？参加できるのは貴族女性よ」
『わ、私も貴族です』
NY「笑わせないで！！あんたはせいぜい灰かぶり姫よ！！！」
「灰かぶり姫、お前さんにぴったりな名前じゃないか！！まぁ、連れて行くチャンスを与えてやってもいいがね」
『ほんとですか！？』
隣でナヨンさんがお母様どうして！？という顔をしているがそんな事は気にしてられない。少しでもチャンスがあるなら何にでも縋りつかないと。
「舞踏会に出かける時間までにドレスを用意すること。そんな格好で行かせるわけにはいかないからね」
『ドレスですね、分かりました！！必ず準備してみせます！！！』
ドレスなら確か私のお母さんが昔来ていた物があったはず。あれだけでは寂しいから何か装飾を足そう。
早く準備しないと間に合わないから急いで朝食を作ろうと思いキッチンに向かう。
私も舞踏会に行けるんだ、という思いで頭がいっぱいで2人が話していた内容なんて耳に届いていなかった。
NY「お母様どうして…！！」
「言ったでしょう？ドレスが用意出来ていれば連れて行く準備をしてあげると。
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出来ていれば…ね」
そう妖しく微笑んでいたなんて。
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Re:(プロフ) - 千笑さん» 嬉しいお言葉ありがとうございますㅠㅠ私もプリンセスの中で一番シンデレラが好きなので、とても長くなっちゃいましたㅎㅎ (2021年9月22日 21時) (
レス) id: 7a7c61f04b (このIDを非表示/違反報告)
千笑 - 主さんの世界観が素敵すぎて、脱帽です！個人的にもシンデレらが好きなので、とても楽しませていただきました。ウジの話も面白かったです!素敵なお話をありがとうございました。 (2021年9月22日 7時) (レス) @page50 id: 14dbb1d17f (このIDを非表示/違反報告)
Re:(プロフ) - ありすさん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけてとても嬉しいです；； 毎日更新出来るように頑張っていくので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです^^ (2021年4月2日 22時) (レス) id: 1513ece9ab (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - コメント失礼します！おとぎ話と現実がいい感じに混ざってて私の好みドストライクです！！セブチのファンタジーとか需要でしかないのでこちらの作品に出会えて嬉しいです…更新楽しみにしています！ (2021年4月2日 21時) (レス) id: 876b37614f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Re: | 作成日時：2021年3月30日 17時
