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『わぁ〜これおいし』
家に帰り先程買ったお酒を飲んでみたのだが、ほどよい甘さでとても美味しい。ソクミンさんに感謝しないと。
そこまでお酒に強くないため、何杯か飲んだ後に眠気が襲ってくる。いつもは毎日が嫌で眠るのが憂鬱だったのだが、今日はなんだかふわふわした気分だ。こんなにも明日が楽しみに感じるのは初めてかもしれない。
『明日も良い事があるといいな…』
そう思いながら目を閉じた。
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……な！！
……起きな！！
朝からうるさいなぁ〜今日は休みなんだからもう少し寝させてよ…
「さっさと起きな！！！」
『！？！？』
あまりにも大きな声で叫ばれるもんだからびっくりして起きてしまった。
……ってここどこ？？
周りを見渡すと立派な内装の建物にいた。私がいる場所は広間のような場所。ここは御屋敷なのかな…？
「ったく、いつまで寝てるんだい！！さっさと起きて朝食の準備をしな！！！」
目の前には見知らぬおばさんが。そんなに怒られても私には何が何だか。
『すみません、ここどこですか？私自分の部屋で寝てたはずなんですけど…』
「やだ、あんたついに頭まで可笑しくなったの？」
そう言いながら甲高い声で部屋に入ってきたのは、
『ナヨンさん！？！？』
NY「名前で呼ぶなって言ったでしょう！！私の事はお嬢様とお呼び！！！」
『え、あ、はい、すみません』
どう見たって目の前にいる女性はあのクソ上司だ。名前を否定しなかったところをみると名前も同じなのだろう。
違うのはスーツじゃなくてフリフリのドレスを着ているというところくらい。
NY「ってあんた顔灰だらけ。さすが灰かぶりね、あんたにぴったりよ」
そう言ってゲラゲラ笑っている彼女は性格まで同じようだ。
自分の頬を擦ると手に黒い跡がつく。どうして顔に灰なんか、と思ったが横を見ると暖炉があり納得した。こんな所で横になれば汚れるか。
まだ私の顔を見て笑っている彼女を見ると、会社の上司と重ね合わせてしまい更に腹が立つ。せっかくソクミンさんのおかげで穏やかな気持ちになっていたのに台無しだ。
なんだかこの世界はシンデレラのようだ。寝る前にあのお酒を飲んだから夢にまで出てきたのだろうか？
NY「ねぇ、さっさと朝食の用意してくれない？」
笑い終わったかと思えば私をこき使おうとする。まぁどうせ夢だろうから少しの間だけでも我慢するか。
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Re:(プロフ) - 千笑さん» 嬉しいお言葉ありがとうございますㅠㅠ私もプリンセスの中で一番シンデレラが好きなので、とても長くなっちゃいましたㅎㅎ (2021年9月22日 21時) (
レス) id: 7a7c61f04b (このIDを非表示/違反報告)
千笑 - 主さんの世界観が素敵すぎて、脱帽です！個人的にもシンデレらが好きなので、とても楽しませていただきました。ウジの話も面白かったです!素敵なお話をありがとうございました。 (2021年9月22日 7時) (レス) @page50 id: 14dbb1d17f (このIDを非表示/違反報告)
Re:(プロフ) - ありすさん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけてとても嬉しいです；； 毎日更新出来るように頑張っていくので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです^^ (2021年4月2日 22時) (レス) id: 1513ece9ab (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - コメント失礼します！おとぎ話と現実がいい感じに混ざってて私の好みドストライクです！！セブチのファンタジーとか需要でしかないのでこちらの作品に出会えて嬉しいです…更新楽しみにしています！ (2021年4月2日 21時) (レス) id: 876b37614f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Re: | 作成日時：2021年3月30日 17時
