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『びっくりしました。まさかジスが王子様だったなんて』
JS「黙っててごめんね？」
あれから私が誤解していた内容は2人によって紐解かれいき、敬意を示す呼び方に変えようとしたら「ジスがいいな」と言われたのでこの呼び方になった。
さすがに敬語はつけたままだけど。
JH「…じゃあ俺は下で待ってるな」
行くぞチビ共、と言ってジョンハンさんは下に降りて行った。スングァナとチャニを連れて。
2匹の心配をしているのが顔に出ていたのか、「大丈夫だよ」と優しく声をかけられた。
JS「多分あいつなりに気を使ってくれたんだと思うから」
『…仲良いんですね。主従関係ってもっと複雑なんだと思ってました。
だけど2人はなんだか友達同士みたい』
JS「そうだね、友達というよりも親友に近いかも。
代々ユン家はホン家に仕えていて、ハニは産まれた時から僕の傍に居る存在だったらしいから」
大切そうに想う気持ちが伝わったので、どこか他人事のように話していた事には気付かないふりをした。
私にもそんな存在がいたら挫けずに毎日頑張れたのだろうか…
JS「…A」
物思いにふけていると突然呼ばれた名前。ジスさんの方を見ると、心做しか緊張しているように見える。
JS「…君の事を愛しています。僕の傍にいてくれませんか？」
彼の目は真剣で、とても嘘をついているようには思えない。
まさか彼も私と同じ気持ちだったなんて……
『……わ、私も、ジスの事が好き…です』
JS「…ほんとに！？」
ゆっくりと頷くと、「良かったぁ〜…」と微笑みながら力が抜けたようにその場にしゃがみ込んだ。
JS「…はぁ、緊張して力抜けるとかダサいね」
『そんなことないですよ、むしろ可愛いと思います！！』
JS「ふふ、可愛いの？僕はかっこいいの方が嬉しいんだけど」
『ジスはいつだってかっこいいですよ』
JS「…っ！！
はぁ〜、ほんとズルい。そんなにはっきり言う子だったっけ？」
と言いながら手で顔を覆うが、紅く染まった耳が出てしまっている。
『ジスのおかげです。むしろこれが本当の私だったのかもしれません。
…それとも、はっきり言う子は嫌いですか？』
JS「好きだけど」
『ふふ、なら良かったです』
やや食い気味に返答がきてクスクス笑っていると、右手がジスさんの左手と繋がれた。
JS「行こう、下でハニが待ってる」
毎日のように使っている階段が彼といるだけで輝いて見えた。恋の力って凄い。
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Re:(プロフ) - 千笑さん» 嬉しいお言葉ありがとうございますㅠㅠ私もプリンセスの中で一番シンデレラが好きなので、とても長くなっちゃいましたㅎㅎ (2021年9月22日 21時) (
レス) id: 7a7c61f04b (このIDを非表示/違反報告)
千笑 - 主さんの世界観が素敵すぎて、脱帽です！個人的にもシンデレらが好きなので、とても楽しませていただきました。ウジの話も面白かったです!素敵なお話をありがとうございました。 (2021年9月22日 7時) (レス) @page50 id: 14dbb1d17f (このIDを非表示/違反報告)
Re:(プロフ) - ありすさん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけてとても嬉しいです；； 毎日更新出来るように頑張っていくので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです^^ (2021年4月2日 22時) (レス) id: 1513ece9ab (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - コメント失礼します！おとぎ話と現実がいい感じに混ざってて私の好みドストライクです！！セブチのファンタジーとか需要でしかないのでこちらの作品に出会えて嬉しいです…更新楽しみにしています！ (2021年4月2日 21時) (レス) id: 876b37614f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Re: | 作成日時：2021年3月30日 17時
