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「お待ちしておりました。わざわざこちらまで足を運んでいただきありがとうございます」
JH「いえ、こちらが勝手にしていることですので」
「こちらが私の娘でございます」
NY「お目にかかれて光栄です、ジョンハン様」
JH「早速だけどこれを履いてみてくれないか？」
そう言ってガラスの靴を差し出す。
NY「分かりました！！」
意気込んだはいいが、彼女には到底履けそうにもないサイズだった。
NY「待ってください、あと少しで…！！」
JH「もう大丈夫、ありがとう」
無理やり履こうとする彼女を制止してガラスの靴を取り上げる。彼女に繋がる唯一の物を壊されてたまるか。
「あの、お言葉ですがこちらまで来られたということはお探しの人が見つからなかったのでしょうか…？」
JH「はい、残念ながら。こちらには娘さんはお1人しかいませんか？」
「はい、私の娘はナヨンだけです。
……もしよろしければなのですが、ナヨンはいかがでしょうか？」
JH「はい？」
「我が娘ながら彼女は整った顔をしています。どこの馬の骨か分からない女よりも王子様にぴったりではないでしょうか？」
JH「いや、その…」
そう言って僕に助けを求める目を向ける。こんな圧くらい普段の君ならかわせるでしょう？何やってるんだか…
まぁ、いいか。
JS「失礼ながら顔が整っていれば誰でもいいわけではありません。僕は彼女だから探しているんです」
そう言いながらフードを外して近づくと、王子が来ていたと思っていなかったのか動揺の色が見える。
JS「…それに、僕が惚れた女性を悪く言うのはやめていただきたい」
ハニがやりすぎだ、という目を向けるが知ったことか。目の前の2人が怯えてる姿を見るに、今の僕は凄く怖い目をしているんだろうな。
JS「ハニ、帰るよ」
またしつこく2人が声をかけてくるが全て無視して外へと向かう。1度帰って探し方をもう一度検討してみるか…
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SG&DN「｢チュウ！！｣」
そんな事を考えていた僕の足元に近づいて来たのは2匹のネズミだった。
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2匹は何かを必死に持っていた。
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彼らの手元で光っているのは、僕が探し求めていたもう片方のガラスの靴だった。
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Re:(プロフ) - 千笑さん» 嬉しいお言葉ありがとうございますㅠㅠ私もプリンセスの中で一番シンデレラが好きなので、とても長くなっちゃいましたㅎㅎ (2021年9月22日 21時) (
レス) id: 7a7c61f04b (このIDを非表示/違反報告)
千笑 - 主さんの世界観が素敵すぎて、脱帽です！個人的にもシンデレらが好きなので、とても楽しませていただきました。ウジの話も面白かったです!素敵なお話をありがとうございました。 (2021年9月22日 7時) (レス) @page50 id: 14dbb1d17f (このIDを非表示/違反報告)
Re:(プロフ) - ありすさん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけてとても嬉しいです；； 毎日更新出来るように頑張っていくので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです^^ (2021年4月2日 22時) (レス) id: 1513ece9ab (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - コメント失礼します！おとぎ話と現実がいい感じに混ざってて私の好みドストライクです！！セブチのファンタジーとか需要でしかないのでこちらの作品に出会えて嬉しいです…更新楽しみにしています！ (2021年4月2日 21時) (レス) id: 876b37614f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Re: | 作成日時：2021年3月30日 17時
