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―父side―

今日は午後からの診察で
朝はゆっくりと家で過ごしていた

いつもの癖で早く起きてしまったが
朝食を済ませてからテレビを見たり新聞を読んだりとまったりとしていた

その時間を邪魔するかのように突然携帯が鳴り始めた

母「携帯鳴ってるわよ!」

父「誰だこんな朝早くに」

とは言っても、午前6時は回っていた

携帯に映し出された文字は

―○○総合病院―

仕事か…と思いながら出た

父「何があった」

看「あの…」

父「早く要件を言いなさい」

看護師がかなり慌てている

父「どうしたんだ、ちょっと落ち着いて…
ゆっくりで良いから説明してくれ」

深呼吸をして息を整えながら看護師が
説明してくれた

看「先程、病院へAさんが緊急搬送されて来たのですが…「何だって!?すぐ行く!」

看護師の言葉を遮り 電話を切った

母「何があったの?」

父「急がなきゃ行けないんだ!
帰ってきてからちゃんと話すから」

急いで準備をし病院へ急いだ

俺はそのまま緊急処置室へ向かった

看「先生!」

父「状態は」

看「バイタルも脈も先程よりは安定しました」

父「そうか」

看「ただ倒れた訳じゃないようですね…」

父「身体が悲鳴を上げているのかもしれない…」

看「無理しすぎたのですかね…」

父「よく、頑張ったな」

俺は眠ってるAの頭をそっと撫でて
手を握った

父「まだ、行かせない…」

行かせてたまるものか…

父「電話をくれた方は?」

看「外の待ち合いで待ってらっしゃるかと…
でも、手当に大分時間がかかってしまって…」

父「すまん…俺が帰ったばっかりに…」

看「いえ…とんでもないです
先生は頑張りすぎなんです、もっと休んでもいいんですよ?」

父「そうか…」

看「それより、早くお礼を言ってあげたらどうでしょう」

父「そうだったな」

処置室の出入口から出ると
外のソファーにソワソワした状態で待っている状態

あの人…
どっかで…会ったことある人かな?

見覚えがあるなぁ

こっちへ近寄ってきてくれない
ようやく視線がぶつかった

あっ!やっぱりあの時の!

父「長く待たせしてしまってほんとに申し訳ない…」

a「とんでもないです…それで、Aは…
Aは大丈夫なんですよね?」

父「落ち着いてください」

a「すみません…」

Aの事ちゃんと話しても

まだ早いか…

でも、早めに伝えておいた

話すと決めた

父「Aなんだが…」

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Lua(プロフ) - 胡桃さん» ありがとうございます!そう言って頂けると凄く勇気貰えます!ありがとうございます! (2018年9月5日 23時) (レス) id: 3062bd8fc0 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - 毎日楽しみにしてます!頑張ってください!!! (2018年9月5日 0時) (レス) id: 018c01f67f (このIDを非表示/違反報告)
Lua(プロフ) - えりなさん» ありがとうございます!頑張って更新していきます!楽しみにしていてくれたら幸いです! (2018年9月3日 9時) (レス) id: 3062bd8fc0 (このIDを非表示/違反報告)
えりな(プロフ) - 続きが気になる次の更新待ってます (2018年9月3日 7時) (レス) id: dd51dfad5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Lua | 作成日時:2018年8月30日 20時

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