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E｢いい加減にしてくれる？ウザイ｣

私の言葉を遮り言い放たれたその言葉

E｢あのさ、さっきから聞いてれば亜嵐くん亜嵐くんってさキモイと思わない？｣

『それは…』

E｢私あんたみたいな女がこの世で一番嫌いなの｣

『貴方に言われる筋合いなんてありません…』

E｢へぇ、口答えするのね｣

『そんなつもりじゃ…』

E｢まぁ、いいわ
亜嵐を必ず堕とすから｣

そう言い残し部屋を出ていったEveさん

私は一瞬で体の力が抜け
床に座り込んでしまい我慢してた涙が溢れ出し床に数滴零れ落ちた…

『私じゃ、やっぱり…亜嵐くんとは…
負釣りあいなのかな…』

ガチャッ

ドアが開き確認しなくても分かる亜嵐くんだ

私服に着替え

亜｢どうしたの？なんで泣いてるの？｣

『泣いてないよ？』

亜｢泣いてるでしょ｣

私の前に立ちしゃがみ込み顔を覗き込んできた

亜｢ほら、やっぱり泣いてるじゃん｣

『これは違っ…』

ギュッ

亜｢ごめん…俺の性で…｣

『どうして？』

亜｢さっきの話聞こえてたんだ…｣

『えっ…』

亜｢明日キッパリと蹴り漬けるから｣

『それって…』

ゆっくりと私の顎に手を添え
ゆっくりと自分の方へ顔を向けられて
静かに触れるだけの口付け

亜｢俺が愛してるのはAだけだから｣

『うん///』

亜｢今から、話すことは事実だけと過去の話だから聞いてくれる？｣

『…うん』

亜｢確かにアイツが言ってたのは事実だよ？
でも、激しく求めてはないし第一アイツが近寄ってきただけなんだよ…全然俺は興味がなくて
でも、アイツは俺の事好きになったみたいで
必要以上に絡んできて…脅されてもいた言う事聞いてくれないと大事な人を傷付けることになるよ？ってだから俺はそれが怖くて要件をのんだんだ｣

『そうだったんだね…』

亜嵐くんの話に驚いたのもそうだけど…
亜嵐くんも悩んでたんだなって思うと
疑ってた私が嫌になる…

亜｢じゃ、帰るか！｣

『そうだね！』

私達は車に乗り込み

席は朝と同じ隣同士

手はもちろん恋人繋ぎ

ふとした一瞬だった

右肩に重みがかかり
耳に亜嵐くんの髪が当たって擽ったい

規則正しい寝息が聞こえ

疲れてるんだなって

どんどん眠りについたのか手の力が抜けてゆく
そぉっと離そうとした時ギュッと手に力が入り
またガッチリ繋がれた

それがちょっと嬉しかった

私も優しく握り返した