The remaining time～5～ (ページ19)

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メンさんを終わらせ最後に残ったのは亜嵐くん

メンさんが亜嵐くんを呼んできてくれた

亜嵐くんが椅子に座り
肩にタオルを掛け、前髪を軽く上げ

一通り全部準備をし終えて
メイクに取り掛かる

亜嵐くんからの鏡越しでの目線がかなり痛い

『なにか？』

亜｢いや、かなり平常心なんだなって思って｣

『そりゃ、…その…ね…』

メンバーとの会話でこの記憶を呼び起こさなかったのに…

その一言で顔へ一気に熱が集中してしまう

亜｢Aってわかりやすいねｗ可愛い｣

『…あの、そうやって人をからかうの辞めて貰えません？』

亜｢多分…無理！｣

そんなキッパリ言わんでも…

『なんで？』

亜｢だって、なんか面白いしからかいがいがあるんだよね！Aは｣

『それは…褒めてる？貶してる？』

亜｢俺的には褒めてるよ？｣

『私には貶してる風にしか聞こえないんですけど？』

亜｢まぁ、それは仕方ないよｗ｣

笑ってごまかすな！

『そうですか…』

亜｢ほらぁ、怒って拗ねないの！
せっかくの可愛いお顔が台無しだよ？｣

なんなんだろう…
なんか調子狂うっていうか…持ってかれちゃうっていうか…それだけ、惹かれてるってこと？

何やかんやで終わらせ

『はい、終了！完成！』

亜｢ありがとう｣

『いいえ』

去り際に言われた一言がまた私の体や顔を暑くさせる

"Aのあん時の顔エ○くてそそったよ？
あの続きは家でね？"

なんて耳元で囁かれてみ？

絶対全身の力が抜けはしないけれど
熱がこもるよ？

絶対に、しかもあの声でよ？
吐息も混じってたら…最高にってか
亜嵐くんの声の方がエ○いっつーのぉー!!

あの続きって…
あれだよね？

と、こんなことを私は考えているあいだにあぐりはヘアセットをしていて

もうちょっとで終わりそうだった

もう、今から撮影で行かなきゃって時に普通言うかね？信じられない…

ただでさえね？
頭から離れないって言ってるのによ？
どんだけ迷わせたら気が済むっのって…
思ったってメンバーには私の気持ちなんか伝わる訳がないんだけど

逆に伝わってたらエスパーみたいでちょっと怖いからちょっと安心はしているけど

皆勘が鋭いんだよな…
要らないところで…

って、そんなこと思ってる私でも心のどこかでは嬉しいって思っちゃってる自分が居るのは内緒!!