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―ニコ―
今日はやっとAに会える日!!
もう、A不足すぎて辛かった…
忘れられていたとしてもね
Aに会えればそれだけでいいから
怖さはない！
病院に向かう電車の中で
Aにまず何から話そうか色々と考えて
いざ病院へ着くと急にドキドキしてきた
入る前にamuさんからの注意事項
a｢二人ともいい？
Aは私達の事を思い出すかは分からないけど、会ってもいきなり飛びついちゃいけない事
それに話を押し付けない事分かった？｣
あぐりと私はあからさまに肩を落とした
ニ・あ｢…はい｣
病院の受付で名前を言えばすぐ部屋番号を教えてくれた
a｢あの、寺藤Aさん…｣
受｢あっ、話は伺っております
どうぞ、部屋番号は○○○号室です｣
a・ニ・あ｢ありがとうございます！｣
私達はAの待つ病室へ
a｢ここだね｣
[○○○号室]
�技�藤A��
と書かれた部屋の前へ着いた
ドアノブを握ろうとした時
父｢来てくれたんだね！
ありがとう！昨日の今日なのに悪かったね｣
a｢いえ、Aに会うためなら平気ですよ？｣
ニ・あ｢平気です！｣
父｢ありがとう！じゃ、Aと楽しい時間を過ごしてくれ｣
a・ニ・あ｢はい！ありがとうございます！｣
Aのお父さんがドアノブに手を掛け
ドアを開けてくれた
久しぶりに会えるA
どんな顔すればいいのかなって考えてる暇もなく
目の前にはずっと会いたかったAの姿が
抱きつきたい…でも、注意されるからな…
a｢A!!｣ギュッ
ニ・あ｢えぇー!!｣
なんで？
自分が注意してたくせに何堂々と抱きついてんの？
あ｢amuさん自分から言っといてそれはダメでしょ！｣
ニ｢自分が一番に抱きつきたかったから私達にあんなこと言って…｣
『仲いいんですね皆さん』
a｢あっ、お恥ずかしい所お見せして…
急に抱きついたりもしてしまって…｣
『いえ、気にしないでください！
嬉しかったので！』(ニコッ)
Aの笑顔は何一つ変わってなかった
あの時のAのままだった
私も知らぬ間に抱きついていた
ニ｢…A…会いたかったよ…｣
背中に感じた温もり…Aはそっと背中に手を回してくれた
ニ｢…A｣
あ｢私も混ぜて！｣
ギュッ
私達は三人で温もりを確かめあった
a｢それくらいにしときなさい！｣
そんな声が聞こえて
離れたくなかったけど渋々離れた…
Aの頬に一筋の涙の跡があったが
『はやく、思い出したい』
その言葉が私の胸に染みた…
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作者名：Lua | 作成日時：2018年8月6日 21時
