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いよいよ結婚式の前日となった今日

私のスマホには1件の着信が…

もちろんその相手は…

――― ニコ ―――

『もしもし』

ニ[もしもし！Aー!!!]

『どうしたのそんな声出して』

ニ[だって―――、遂に明日なんだよ！]

『うん、はい、そうですねぇ』

ニ[ねぇ、絶対今面倒臭いとか思ってるでしょ？]

『うーん、少しだけね？』

ニ[もう、こっちは口から心臓が飛びてるくらいに緊張してるってのに…]

『ごめんごめん、でもそれはちょっと大袈裟じゃない？』

ニ[そうかな…]

『そうだよ！だって明日は皆が着いてるんだよ？それに、ヘアメイクは私が担当だし怖いものなんてないでしょ？』

ニ[うん、ありがとうA]

『いいえ』

ニ[Aの声聞いてたら少し落ち着いたありがとう]

『お役に立てて光栄ですｗ』

ニ[じゃ、そろそろ休憩終わるから切るね？]

『うん！頑張ってね！』

ニ[ありがとう！]

『バイバイ、じゃあね』

ピッ

はぁーニコってほんとに乙女だよねぇ

って思ってたら…

涼｢A！遂にだよね！明日だよね！｣

あぁーここにも居ましたよもう1人
お婿さんの片寄涼太くんが

何で私に言うのかね…
不思議でなりませんわ…

私じゃなくても貴方には相方さんやメンバーが居るでしょうに…ね？

夫婦揃って仲良いといいますか
やっぱり何処と無く似てるんだよね二人とも

『涼太、落ち着いて？
お婿さんが緊張するのも分かるよ？
だけど明日は涼太がニコをエスコートしなきゃなんだよ？だから頑張って！』

涼｢そうだよね｣

『そうだよ！
皆だって着いてるんだからさ！』

って、二コにもさっき同じ事言ってんじゃん私

何やかんや手のかかる新郎新婦です

涼｢Aだと無駄な安心感があるんだよなぁ｣

『それはどうも！』

涼｢いいえー｣

いつもの笑顔が戻ったから一件落着だね！

とうとう明日か

長いようであっという間にきたな

私も明日は気合いいてれ頑張らなきゃね！

明日ぶっ倒れたりなんかしたら二人のせっかくの結婚式が無駄になっちゃうのだけは絶対嫌だから

備えなきゃ！