今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:77,426 hit
小|中|大
39話 ページ39
実「行くぞ」
『了解』
夜、2人は行動を開始した
まず、ヒナタが1人で鬼が出るという山道を歩き、それを離れた場所から実弥が様子を伺う
(今の所、鬼の気配はしない…。移動してしまったのだろうか。いや、油断は禁物だ)
周りに気を配りながら歩を進めていくと、途中でヒナタの目の前の景色がガラッと変わった
『え…?』
ヒナタの目に映るのは、先程の夜の山道ではなく、曇り空の雪の山道。知らない場所のはずなのに、どこか見覚えがある道
脈が段々と早くなり、冷や汗も流れてくる。恐る恐る再び歩を進めて行くと、1軒の民家が見えてきた
(知ってる…この家…この家は…)
そして、その民家の玄関先で、血塗れになって倒れている女の子と小さな男の子の姿が
『嘘だ…嘘だ嘘だ嘘だァァァ!!』
ヒナタは全てを思い出してしまった
何故、鬼の急所が頚なのを知っていたのか。自分が知りもしない水の呼吸を使えたのか
(私は…いや、俺は…竈門炭治郎だ…)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
152人がお気に入り
152人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ホタル | 作成日時:2020年1月31日 0時