23話-主人公side- ページ23
ドォンッガァンッ
『うっ…はっ!!』
爆発音が聞こえ目を覚ますと、打ち所が悪かったのかぐわんぐわんと視界が歪んでいた。どれくらい気絶していたのだろうか
(いや、それどころじゃない。この爆発音、杏寿郎と上弦の参が戦っているんだ)
何とか立ち上がろうとするが、右脚が車体の下敷きになっていて立ち上がれない
『…!!』
私も早く行って、戦わなければ
下敷きになっている部分を破壊しようと、殴るが上手く力が入らず、ただゴンゴンと音がなるだけ
(早く!!早くしないと杏寿郎が…!!)
ドンッ
『…!!』
しばらくすると、炎が立ち上ったのが見えた。杏寿郎が呼吸を連発しているのだと悟った
(まずい…まずいまずい!!)
車体を破壊することを諦め、必死に抜け出そうと試みるが、下敷きになっている右脚に何かが刺さっているのか、上手く抜け出すことが出来ない
(何か、何か抜け出す方法は…!!)
周りを見渡し、目に入ったのは自分の日輪刀だった
(もう…
思いついた方法は、脚を切断すること。ここまで重傷を負ったことがない為、きちんと
『一か八か…うわあああ!!』
ザシュッ
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作者名:ホタル | 作成日時:2020年1月31日 0時