風柱の継子兼専属医【鬼滅の刃】 (ページ22)

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22話-炭治郎side- ページ22

「夢の邪魔をするな!!」
炭「伊之助!!」

伊之助の協力を得て、鬼の頚を連撃で断とうとしていたその時、避難させていた運転士が武器を持ち、伊之助を刺そうと走ってきた

炭(ダメだ!間に合わない!!)

俺から伊之助の距離は少し離れすぎていて、走っても運転士の攻撃を弾くには間に合わない。そう思った時だった

ドスッ

『うっぐぅっ…!!』
伊「…!?」
炭「な…ヒナタさん!?」

普段着ている隊服ではなく着物を着、白い狐の面を外したヒナタさんが、伊之助と運転士の間に入って腹を刺された

『そっちこそ、邪魔をするな!!』(ﾄﾞｯ
「うっ…」(ﾄﾞｻｯ
炭「ヒナタさん、どうして!!それに腹を…」
『それより早く鬼の頚を斬るぞ!!杏寿郎たちがもたない!!』

ヒナタさんはそう叫び、周りに現れた鬼の大量の眼を怪我をしているとは思えない動きで切り刻んで行く

伊「俺達もやるぞ!!」
炭「わかった!」
伊「獣の呼吸肆ノ牙切細裂き!!」
炭「ヒノカミ神楽碧羅の天!!」

伊之助が頚の周りの肉を斬り、俺はヒノカミ神楽の呼吸を使い頸を断った。その瞬間、鬼の断末魔と揺れに襲われた

『横転するぞ!!何かに掴ま…ぐっ!!』
炭「ヒナタさん!!大丈夫で…うわっ!?」

激しい揺れにより、俺と伊之助は汽車の外へと放り出されてしまった。途中、ヒナタさんが俺の方を見て何かを言っていた
しかし、その声は汽車の横転による轟音でかき消され、分からなかった

＿『上弦の参が来る!!備えろ!!』＿