20話-主人公side- ページ20
『……お腹すいたなぁ』
今日はお母さんが居ない
お母さんは、出かけたら少なくとも3日は帰って来ない。その間は家にあるものを食べるのだが、今回に限って何も無い
(できるだけカロリーの高いものはないかな。甘い物…おはぎとか…)
って、あれ?私、おはぎなんて食べたことあったっけ?
お母さんが甘い物買ってくることはあったけど、おはぎなんか買ってきたことなんてない
なのに、どうして……
─お前、好きなもんはないんかよ─
『…!!』
─『…そうですね。餓死さえしなければそれでいいと思ってるので』─
─ガキん頃のお前の面倒みてたっていう隊員は相当苦労しただろうなァ─
─『はい、彼女には苦労をかけました。でも…恩を返す前に殺してしまいましたがね…』─
─後悔してんのか─
─『被害が私だけで済んだ事には後悔していません。でも、もっと早く気づくことが出来たらと思うと…』─
誰…?頭が痛い…
─その気持ち、忘れなんなよォ。忘れた時点で、お前はただの人殺しだからなァ─
─『心得ていますよ、
『実弥さん…!!』
師範の名前を言ったその時、体が炎に包まれ、体が成長し、服装も洋服から汽車で着ていた着物になった
記憶が戻ったことで、己の
『急がなきゃ!!』
私は持っていた鞘袋から日輪刀を取り出し、己の頸を斬った
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作者名:ホタル | 作成日時:2020年1月31日 0時