8話-実弥side- ページ8
那田蜘蛛山で鬼を連れた馬鹿隊員が発見されたという報せが入った。それに加え、ヒナタがその馬鹿隊士と鬼を庇ったって話だ
それに関する裁判兼柱合会議を開くと聞いた俺はすぐさま本部へと向かった
実(彼奴はそんな事するはずがねえ。慈しみの心を持っているとはいえ、鬼の頸は必ず斬る奴だ。鬼の血鬼術で操られでもしたか)
本部に着くと、隠の奴が鬼の気配がする箱を持っていた。それを奪い取り、いつもの場所へ向かうと、そこには腕を縛られた隊員と他の柱。そしてヒナタが居た
実「おいおい、なんだか面白いことになってるな。鬼を連れた馬鹿隊員ってのはソイツかい?一体全体どういうつもりだい?」
隠「困ります、不死川様!どうか、箱を手放し下さいませ!」
し「不死川さん、勝手なことをしないで下さい」
隠と胡蝶が何が言ってやがるが関係ねえ
俺はこの鬼を連れた馬鹿隊員と鬼に対して怒りが治まらねえ
実「鬼殺隊として人を守る為に戦える?そんな事はなァ、有り得ねえんだよ馬鹿が!!」
俺は日輪刀を抜き、鬼が入っている箱に刺そうとした
ガキィンッ
でも、ある奴がそれを弾き、しかも箱を奪いやがった
実「何の真似だァ…ヒナタ!!」
『何とは、見ての通りですよ。あと、もうすぐ御館様が参られます』
実「…チッ」
『はい、炭治郎』
炭「あ、ありがとうございます!!」
実「…!!」
最初は気づかなかったが、よく見るとあの馬鹿隊員とヒナタの顔が瓜二つだった。しかも、あの傷まで
実「おい、ヒナタ。あとで覚えておけよ」
『お、お手柔らかに…』
こりゃ、屋敷に帰ったあと尋問だな
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作者名:ホタル | 作成日時:2020年1月31日 0時