【イナGO】炎と涙、復讐～歌姫の逆襲～【Story remake version】 (ページ22)

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【STORY.19†会いたくない人】ページ22

月曜日の放課後。
帰りのホームルームが終わった時、窓から校門前である人の姿を見た。
その姿を見た後、私は人気の少ない所に行って連絡する。

A「夜月。…出来れば今は会いたくない人が来たわ」

夜月『…会いたくない人？』

A「ええ。雷門の卒業生で、今は帝国学園の生徒よ」

夜月『…あの人か』

A「単に私の早とちりかもしれないけど、でも一応伝えておくわ」

夜月『分かった。…けど、逆に逃げるようなことはしない方がいい。逆に怪しまれる』

A「…それもそうね。これから林檎達と合流して、先に帰るわね」

夜月『ああ。…あ、今日俺は委員で遅く…あ、はい、今行きます。…また後でな』

一年生の時に図書委員になったことがあるけど、大変といえば大変だったけど図書室自体静かな場所だから結構好きね。
…帝国だから、更に大変そうな気がする。

A「…」

まぁ、良いわ。今はとにかく、帰宅することにするわ。

A「えっと確か…あ」

「ねー紅蓮まだー？」

「文句あるなら手伝えよー…」

「ヤダ。紅蓮の自業自得じゃーん」

A「…」

…ああ。二人のクラス、紅蓮が今日の日直だったのね。

風音「…あ」

A「風音。…風音も終わったのね」

風音「…二人は、まだ？」

A「声からして…紅蓮の仕事待ちかな」

風音「…そう」

手伝おうかと思ったけど、でも自分の仕事だから自分でやらないといけないと思うし、風音と一緒に廊下で待つことにした。
…それにしても、こんな時に来るなんてね…。