安心してください、脱ぎませんから

9話 ページ12

長「Zzz…Zzz…」
『……』

待て待て待て待て待て!!
昨日、一体何が起きた!?;
しかも、何か青江ジャージから襦袢に着替えさせられてるし!?;

(まさか…18歳未満NGな事を…っ!?)←

しかし、着衣には乱れは無いし、よくある首元に赤い華がちらほらと…なんて事もなかった
ただ単に、二日酔いで頭が痛いだけ

(……とりあえず、厨に行って水貰おう…)

考えるのが面倒になり、とりあえず長谷部を起こさない様に部屋から出て、昨日探索した記憶を頼りに厨へと向かう

『おはようございます…』
歌「おや、村正。随分と早いね」
光「頭を押さえてどうしたの?」

厨へ行くと、案の定そこには光忠と歌仙の2人が朝餉を作っていた
めっちゃ味噌汁のいい匂いがする←

『ちょっと二日酔いで頭が…。お水貰えますか』
光「お水だね、ちょっと待ってね」

と、冷蔵庫から天然水のペットボトルを取り出した光忠
え、水道水で充分なのに。てか、天然水が用意してあるって凄いな!?←

光「あ、そうそう。長谷部君って、まだ寝てた?」
『はい、ぐっすりと。布団奪われちゃいました』
歌「君、彼に感謝しなよ?酔い潰れた君を介抱したの、長谷部なんだから」
『え、そうなんですか』

2人の話では、日本号に無理矢理酒を飲まされた私は酔っ払ってしまい、何が可笑しいのか日本号と共に笑い転げ、そのまま眠ってしまったそう

光「で、その頃になって主が村正さんの部屋を決めてない事に気がついて」
歌「酒を飲んでいなかった長谷部に君が託されたって訳だ」
『わぁー…;』

そんな事になってたのか…;
もう二度と酒を勧められても飲まないようにしよう
あと、介抱してくれた長谷部にお礼しないとなぁ…
何が好きなんだろう?

光「あ、そうだ村正さん。まだ内番とか、出陣って振り分けられてないよね?」
『あ、はい。主が人の身に慣れるのが優先だ、と』
歌「じゃあ朝餉を食べた後、僕等に少し付き合ってくれないかな?」
『?』

10話→←8話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す