甘い苺王子様 # R.Y

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光くんについて行った診察室。









光「何があったら教えてもらえる？」









「いや、俺...帰ったんだ。知念が来て...」









光「嫉妬でもしたか？」









「べ、別...に。いや...まぁ。」









光「(笑)それで？」









「それで、知念から電話来て。




雄也が来た...って...そんで、急いだんだけど...



もう遅くてｯ...俺...守れなかっ....たんだ...。



またｯ...傷つけちまった...ｯ」









光「そっか、」









「好きな女1人守れねぇなんて....情ねぇよ...な。」









光「そーかもね、でもその気持ちは本物でしょ？」









光「山田が、Aちゃんのこと好きって気持ち。」









「うん。」









光「なら、次こそ守れよ。」









「う...ん。」









光「とりあえず、Aちゃんの診察してくるね」









そう言って出てった光くん。









俺もAの病室に向かった。









でも、この時行かなきゃ良かったな。









病室を開けた瞬間。









光くんがAを抱きしめてた。









希「どうなさいましたか？」









「あ、い、いえ。」









希「八乙女先生、いつもAちゃんのこと









抱きしめてますよ。」









「え？...そ、そう...ですか...」









希「あの。お名前...聞いてもよろしいですか？」









「山田...涼介」









俺が名前をいうとにこってして






希「私、牧村希っていいます！よろしくお願いします！」









「はい。」









そうしてそのナースは中へ入っていった、









見たくもない光景が目に映る。









しかも、Aが言った言葉が耳を疑った。









それは、光くんに向かって、泣きながら、
恥ずかしそうに、









「好き...」

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