甘い苺王子様 # R.Y

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揺れる視界、震えて言うこと聞かない体を
必死に動かし一階におりた。









マスクをして、








夏だけどYシャツを来て、
スカートはいつもより長め。









兄「お前さ、」









何...怖い...聞きたくない...









兄「いつまで生きてんの？」(笑)









ずこっ！









「アッ...ハァッハァ」









苦しい。









もうやだよ。









兄が玄関を開けた。









私は玄関からぎりぎり見えないところで
もがいてた。









兄「おー！涼介じゃん！久しぶり！どーした？」









山「雄也...Aは？」









兄「まだ、寝てるんじゃね？じゃあまた」









そんな声が聞こえる中震えて苦しい。









「行か...な...きゃッ...ッハァ」









笑顔。笑顔。大丈夫。









ゆっくりと立ち玄関に向かう。









玄関を開けようと手を伸ばす。









ガチャ。









私が開ける前に開いた玄関。









山「A？...」









「おはよッ！」









山「学校休め。」









わかっちゃったのかな。









「大丈夫！早くッいくよ！」









山田も渋々私の横について歩いて学校へ向かう。









学校の下駄箱。









知「Aちゃん！おは..よ...ねぇ、どーしたの。」









バレる...。









「昨日眠くて帰ってしたら寝ぼけて
家の階段踏み外して落ちた」(笑)



「しかも！2回もだよ！さっきもだし！
ホントついてない」(笑)









知「そ...っか。」









山「ほら、行くぞ。」









「うん！」









そんなにテンション下がらないでよ。

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