♡ ページ24
.
.
ミカさんとのシーン、
カメラの調節中。
「 私たちちゃんと話すの初めてですね! 」
『 あ、確かに!そうですね! 』
だって少し私が避けてたから。
.
「 A、携帯なってるよ 」
そう言って持ってきてくれたんだけど
画面に表示されてる名前は
大雅
.
『 はい 』
「 おー、久しぶり!今日飯でも行かない? 」
『 ごめん、先約ある 』
「 じゃあ近々会おうよ 」
『 ごめん、最近ずっと忙しくて 』
「 ならAの家の前で待ってるから 」
『 えッ、ちょっと待ってよそれは 』
「 俺、別れたつもりないから 」
.
『 なに、、いってるの、、? 』
上手く理解できない
「 そのままだけど?Aの彼氏は俺だろ? 」
.
やめてよ
「 A、大好きだよ。 」
.
誰でもいいから縋りたい。
そう思ってしまう。
.
優しい大雅がいるの?
わかんない。
『 ごめん、仕事中なの。かけ直すね。 』
「 おう!頑張れよ! 」
.
やめてよ
優しく話しかけないで
.
期待させないでよ
.
.
『 すいません、お願いします 』
ミカさんのところに戻った。
.
ニコニコしながら私を見るミカさん。
.
「 私、涼介さんのこと、好きなんです 」
知ってる、分かってるはずなのに胸が苦しい
『 そうですか 』
まだしばらくはビジネス。
でも、そんな素振りはしなくていいんだよね。
.
「 貰いますね! 」
.
何それ
涼介くんは物じゃない
.
.
『 それは涼介くんが決めることです!
私に言われても困ります。撮影始まりますよ! 』
.
.
なんでみんなで追い討ちかけてくるの
ほっといてよ
.
無事に撮影が終わって次のカット
私と、涼介くんのシーン
カメラさんの調節中
.
.
239人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おふとん。 | 作成日時:2023年1月30日 11時