裏切られたら...復讐の始まり【暗殺教室】×【文スト】 (ページ42)

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そっちが泣くのなら此方も泣いてやる。

そう思って中也に泣きついた。中也はぎゅっとけれども優しく抱きしめてくれた。

でもね、演技だから！本気で心配してたら中也ごめんね！

中也「...おい手前ェ、妹に何したンだよ」

心愛「わ、私はぁ...中原ちゃんにぃ、カッターでぇ、腕を切られたんだよぉ...」

貴「おに、ちゃ...っ...わたしっ...やって、ないよ...？」

中也「嗚呼、知ッてる。お前は昔ッから自分より他人に優しかッたもンな...あンな奴の言葉なンざ信じるかよ」

中也は私を宥めるように頭を撫でてくれた。それと同時に静かな殺気が心愛に放たれた。

当然、私ではない。ましてや中也でも...

これは...

治？

私は役を演じながらも静かに目線だけで殺気の元を探った。すると、調理室の入り口ら辺で壁に寄り掛かってる治がいた。

治は冷たい目をしていた。昔のように...

殺「ど、ど、ど、どうしたんですか！？」

ﾁｯ...邪魔な蛸め。まぁ、一応先生だし仕方無いか、

貴「ころ、せんせー...っ」

心愛「せんせぇ...心愛ぁ、中原ちゃんにぃ、腕を刺されちゃったのぉ...」

中村「...心愛、保健室にいこう。消毒しないと」

また...繰り返さないって思ってたのになぁ...裏切り者を殺している私には辛いよ。

呼び出されて事情聴取される。尋問されるよりは、ましかな

殺「中原さん、一寸良いですか？」

貴「うん...お兄ちゃんも一緒でいい？」

殺「え、えぇ...貴女が厭でないなら構いませんが...」

事情聴取中...(´・ω・`)

貴「はぁ、怠かったね」

中也「アイツ許さねェ...」

貴「心愛のこと？」

中也「それ以外に誰が居るんだよ...クソ」

溜息をしながら云ってくる。私は中也が心愛に手を出しそうで...殺しそうで心配になる。

私の獲物だからそれだけは止して欲しい。

貴「中也、彼奴に復讐...否、彼奴を救済してあげるのは私だから...邪魔。しないでね？」

中也「あぁ...判ってるよ」

私は微笑んでいるが、多分目が笑っていないだろう。

復讐したいが為に此処に来た。髪まで染めて、苗字も変えて...妹を演じてまで。

心愛、貴女が私にしたことは重罪...裏切り者を断罪する私にとってはね。

大倉心愛...今の内に首を洗って待っていると良い...

その時はもう、すぐそこにあるのだから...