裏切られたら...復讐の始まり【暗殺教室】×【文スト】 (ページ28)

今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:660,854 hit

story25 ページ28

中也「こンな貧弱野郎と話してても切りがねェ...嗚呼、本題を忘れる処だッた。手前、学校はどうした？」

貴「此方が聞きたいよ。治に辞めさせられたの。詳しくはこの人から聞いてよ」

中也「仕方無ェ...おい、全部話せ」

太宰「これだから蛞蝓は...仕方無いから話してあげるよ」

治は事の顛末を中也に伝えた。

中也は大分ショックを受けたみたい。私の頭に帽子を被せてくれた。

中也「...すまねェな、気付いてあげられなくてよ」

貴「いいよそんな事。私は平気だから」

中也「おい太宰、コイツは連れて行くぞ」

治「厭だけど、今回は異例の事態だ。仕方無いから許可してあげる

A、また逢引しようね」

中也は舌打ちをした。そして私と手を繋いでくれた。

向かった先には黒服さん達が待っていた。

行き先はポートマフィア。お父さんと会うのは少し緊張すらしてしまうんだ。

ポートマフィア

中也「首領、中原です」

貴「森です」

森「入ってくれ給え」

大きな扉を開き、私たちは歩き出す。首領の前へと一歩ずつ。

首領は何故か何時にも増して悲しげな表情だった。

森「A、任務ご苦労様」

貴「否...私は任務を終わらせてません。すみません」

森「事情は太宰くんから聞いたから安心していい...暫く休んで心を落ち着かせなさい」

貴「御意」

森「...此処には中也くんと私しか居ない。もっと普通にしてくれて構わないよ」

お父さんは優しい声で云ってくれた。私の心配もしてくれているのだろうね。私はお父さんが大好きです。

私はお父さんに甘えて普通に話すことにした。

貴「うん...判った」

森「それでいいよ。辛かっただろう？おいで」

私はお父さんの側に行く。すると、膝の上に乗っけられた。

貴「！、お父さん」

森「お帰り、無事で何よりだよ」

貴「...お父さん、無事で帰れてはないよ。怪我を負ったから」

森「！...それは何処だい？」

お父さんに渚が手当てしたお腹の部分を見せる。頬の傷も一緒に

森「...骨は折れていないね。良かった...でも、私の可愛いAにこんな醜いことをしたんだ...殺されても仕方無いね」

貴「あの人達は殺す必要はない。だからやめて」

森「...相変わらず、君って子は優しいね」

お父さんは私の頭を撫でてくれた。中也の存在感が薄くなっていて気付かなかった。