裏切られたら...復讐の始まり【暗殺教室】×【文スト】 (ページ25)

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story22 ページ25

貴「なんでそんな...勝手なことしないでくれますか？」

太宰「ごめん。だけど、私だって男だよ？可愛い子が怪我して良い顔する筈がない」

治の声が少し低い...多分、本気で云っている。心配をしてくれているのかな。

任務を治によって放棄してしまうけれど、それも過ぎたことだ。それにお父さんなら許してくれるだろう...なら、今更過去を見ていたって悲しいことだ。

だから、過去を忘れて前を向こう。

貴「...云ってしまったものは仕方の無いことです。それに、過去には戻れない...私も怪我なんて極力避けたいですし。貴方を批判してもない。若しも心から謝りたいのなら今回はクレープで許してあげます」

太宰「流石私のA！では帰りに探偵社に寄ってくれ、クレープを食べに行こう」

貴「約束ですよ？あぁ、それと、私と今日一緒に行くのならその前に私の手を煩わせる事をしないようにしてくださいね」

太宰「それは...私が自殺をしないように云っているのかい？」

貴「そう云うことです。では切ります」

ﾋﾟｯ

不意に画面を見ると5分14秒と書かれていた。そんなに話していたのかとも思った。

業「随分親しそうだったね」

貴「まぁ、お兄ちゃん的な感じの人だよ」

業「ヘぇ...」

渚「湿布は探したけどこれしかなかったよ」

渚は数枚の湿布を手に持っていた。その他に包帯や消毒液等も用意してくれたようだ。

改めて渚は良い奴だなって思った。この人たちならさっきの事実を話しても平気だろう。

っと、その前に治療させてほしいなぁ...

業「Aちゃん服脱いで～」

貴「ごめんね、ありがとう」

私は服を脱ぐ。脱いだ皮膚には青痣だらけ...内出血が酷いと云うことだ。もう少し詳しく云うと、骨が折れてそうな程青い。

渚はうっ...となっていたが、カルマはありゃりゃと云っていた。

業「女の子なのにね...やっぱ、寺阪ムカつくから殺そうかな」

渚／貴「「駄目だよ！？」」

業「ハイハイ、知ってるよそんな事くらい」

渚「にしても、酷い怪我だね...痛かったでしょ？それに、骨が折れてそう...」

渚は私の痣をみてそう云った。そして、湿布を張ろうとしてくれた。

貴「ひゃっ！...湿布冷たい」

渚「後酷いところは...」

色々やられて湿布張り終わり。包帯を巻かれた。頬にはガーゼがついていた。

ありがとう。心の底からこの言葉を送った。