芥川くんにはお姉さんが居ます！【文スト】2

弐拾玖 ページ5

長い廊下にコツコツと足音が響く。




軈て足音は止まり、扉が開く。









貴『...全員揃ってる？』




芥川「はい」




貴『あら、其れは悪かったわね...却説、早速始めようか』









会議参加者は龍、一葉、黒蜥蜴。そして、私。




着々と決まっていく計画。




其の殆どは一葉からの提案だった。









貴『一葉、君が探偵社に行って人虎を誘導してくると佳い』




樋口「！、判りましたが...」




貴『ふふ、理由が知りたいんでしょ？

理由はね、君は表に顔を知られていない。そして、君が龍の部下なら信頼できる。

主に此の二つかな』









龍が側に置いているんだ。強い子だよ。



それに、彼女には異能力が無いのだとか...



異能力が無いのに、龍の下についているのは相当だろう。









貴『君たち黒蜥蜴は一葉の指示に従ってくれ。

其れと龍...そう云えば君は指名手配されていたね？』




芥川「ｺﾞﾎｯ...すみません」




貴『謝ることじゃないよ。作戦の邪魔になる近くの警察署には"届け物"を届けに行こうか。其の件については私が直接指示するよ

そして、一葉の連絡があり次第人虎の捕獲に向かってほしい。

勿論、単独行動はなるべく控えてね？』




芥川「判りました」









我が弟ながら、此れで何回目だろう...



この単独行動常習犯め



然し、弟を放ってはおけない。若しかしたら人虎を殺してしまうかもしれない。



そうだなぁ...作戦実行の路地裏の建物の上で待っておくかな。









貴『却説、作戦も決まった事だし。此れを今から遂行しようか...

あぁ、それと...首領からの命令。人虎は生け捕り。いいね？』




「「御意」」









治...四年ぶりの再会になるのかな？



嬉しいけど...嬉しくない。



だって、敵になってしまったから...



もう、手が届かない光の世界へと行ってしまったから...









---------✁︎ｷﾘﾄﾘ✁︎--------







どうも、はる猫Bloodです。





すみません、突然ですがお知らせします！





なんと...





順位が付きました！




お気に入りも評価も増えてくれて正直な処、迚嬉しいです！





ありがとうございます！！




なので、何時も見てくれている方、ありがとうございます！



此れからも頑張るので、



芥川くんにはお姉さんがいます！と、芥川くんにはお姉さんが居たようで？を宜しくお願いします！

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