芥川くんにはお姉さんが居ます！【文スト】2

惨拾玖 ページ15

貴『ん、ふぁ〜...いい天気だ〜！』









こんな日は...いいことも悪いことも起こりそう。



なんて考えているA。



その予想通りになるのかは疑問だ。









貴『却説、そろそろ時間だね...』









ﾄﾞｫｫﾝ！









貴『ふふ、たっまや〜！...なんちゃって...あはは...』









却説、私もそろそろ皆の処に移動しましょうかな



まぁ、今は異能を遣って絶賛移動中だけど...



黒蜥蜴に、取り敢えず挨拶したいっ！









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裏路地









貴『...ふふ、皆さんお揃いで？』




広津「！、芥川幹部補佐...」




貴『...広津さん？その呼ばれ方はあまり好きではないの。

前にも云った筈だけれど...？

ほら、いつも通りに呼んで下さい。上司命令です』









...苗字で呼ばれるのは好きではない...



名前の方が未だいい。



昔からそうだった。



名前で呼ばないと、応答しない時もあった
(最初の頃、太宰と中也に呼ばれた事があった)。









広津「そうでしたね...A」




立原「で？Aの姐さんは何で此処に？」




銀「...」









銀が無言のまま私を見ている...



うん。我が妹ながら実に可愛い...



だって、じっと見られているんだよ？



発狂でもしそうだよっ！(色んな意味で)









貴『え？...う〜ん...挨拶？』




立原「は？...あ、挨拶！？」




貴『ふふ、皆...今日は頑張ってねっ！

って...云いに来たんだ』




広津「態々...

然し、幹部補佐に云われるとは...頑張るしかあるまい...

勝つのは我々だがね」









広津さん、突っ込ませて？



負ける確率の方が高い気がするな...



あの探偵社には...治も、あの幻術使いも居る。



虚像を見せられれば、此方は負けるな...



他にも、強い奴らはいた...



だから、勝てるなんて夢だと思っているよ









貴『...まぁ皆、本当に頑張って...じゃあねっ！』ｼｭﾙｯ









私は、異能で建物の上に移動する。



その頃の黒蜥蜴は...









立原「A姐さんの異能力って、結構便利だよなァ...」




広津「あの方は...異能を幼い頃から操れたと訊く...余程、才能のある方だ」




銀「...」ｺｸｯ









こんな会話をしていた。



銀は控えめに頷いた。

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