story169 ページ5
Aは色々と逆巻家を冒険していると見知らぬ不気味な場所にたどり着いた。
拷問部屋
A「うわ...物騒なものいっぱい」
これは椅子に座らせて鎖で縛るのかな。
こっちの机の上は...ペンチみたいなものがいっぱい並んでる。
あそこのは、槍?
ここは不思議で不気味なものが沢山あるんだね。
A「?...なんで短剣が?」
?「ここは拷問部屋ですよ」
A「!、レイジ!?」
レイジ「そうです、その短剣を机に戻してください」
興味本位で持ってみた短剣を恐る恐る戻す。
レイジの顔が見れないくらいに怒っているのが伝わってくる。
A「怒ってますか...?」
レイジ「それ以前になぜここへ?鍵をかけていたはずですが」
A「鍵?」
レイジ「そうです、貴女がここにいる間はできるだけここは閉ざしていて...まぁ、入ってしまったのならこの話はいいのです。
問題はどうやって入ったのか」
A「鍵、かかってなかった...よ?」
不思議そうにレイジを見つめるA。
それもそのはず、常識はわきまえているつもりなAは鍵のかかっている部屋など入ってみたくも許可がない限りは入ろうとは自分でならない。
つまり、何者かが開けておいたことになる。
レイジ「...はぁ...」
A「あ、えっと...ごめんね?」
レイジ「仕方ありません、早くここを...っ...A、さきほど誰かに吸われましたか?」
A「さっきは...カナトかな...その前はライトで」
レイジ「そうですか...」
レイジはメガネをクイッとするとAを再び見た。
その瞳はまるで、獲物を狙う肉食獣のようだった。
Aは察してしまった。
自分はこれからまた食べられるのだろう、と。
A「レイジ...め、目が怖い...よ...」
レイジ「貴女の目にはどう映っているのかわかりませんが、私は正常ですよ?」
A「じゃあ、部屋から出ていってくれる...?」
レイジ「...それは...できかねます」
レイジが近付いて来たのと同時にAは後退りした。
だが、床のタイルに引っかかってしまい、転ぶように後ろに倒れた。
ふとAが見上げたレイジの顔は、本当にヴァンパイアなんだなと感じさせるような眼光をさせていた。
レイジ「おや、大丈夫ですか?」
A「大丈夫だから!」
レイジ「A、そんなに私を否定されると...
さらに追い込みたくなりますよ」
10人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はる猫Blood(プロフ) - あん-an-さん» コメントありがとうございます!これからも、ぼちぼち更新していくのでよろしくお願いします(*^^*) (5月18日 15時) (レス) id: 9d1498330f (このIDを非表示/違反報告)
あん-an-(プロフ) - 面白くてseason1から一気に見てしまいました!!更新楽しみにしてます!! (2023年5月6日 7時) (レス) id: 60d24f0aca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はる猫Blood | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RcKHYu2S7c1/
作成日時:2023年3月25日 4時