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story166 ページ2

A「ぅ...っ」


ライト「ん...っ、はぁ...んふ、すっごくかわいいカオだね」


A「へ、へんたい...」


ライト「んふ さぁ...もっともっと楽しもうよ」





ライトは自分の部屋に連れ込んだのを機に、Aにしたかったことをした。

いつもより深いキスや表情を見ながらの吸血。

でも、それ以上はしたくても出来なかった。





ライト「...『きっと、この一線を超えてしまったら...

永遠にキミに拒否されるだろうね

それだけは...いやだ』」



A「っ、ライト?」



ライト「ん?あぁ...もういいよ、この部屋から出ていっても」



A「?...そ、そう?」





ライトはAから少し離れた。

Aはライトがいつもと違うなと悟る。

せめてと思い、最後にライトを抱きしめた。





ライト「!」


A「無理、しないでね?

じゃあまた」


ライト「ぁ...う、うん。またね」





ライトが抱きしめ返そうとした瞬間Aは離れた。

ぽかーんと呆気に取られたライトを横目にAはライトの部屋を後にした。




ライト「...はぁ、こんなことなら最後までするべきだったなぁ...」




ベッドに寝転がり、自分の手を天に伸ばしては握りしめる。

本当はもっと一緒にいたかった。

本当はもっとAを感じていたかった。

本当はもっと抱きしめて欲しかった。

ライトの心の中はそんな感情でいっぱいになっていた。








バルコニー








A「...夜風が心地いいなぁ...」



?「あぁ、やっと見つけた...

ここにいたんですねA」



A「カナト...私を探してたの?」



カナト「そうですよ、テディがAに会いたがってたので...ね、テディ?

...ほら、こんなに嬉しそうにしてる」





テディの頭を優しく撫でてはニッコリと2人で笑顔になる。

ある意味似た者同士なのかもしれない。






A「でも、そうなると...カナトは私に会いたくなかったみたいに聞こえるなぁ」


カナト「!...テディより僕があなたに会いたかった、の方があってます」


A「ふふ、上手に言えて何よりです」





Aはカナトの頭を撫でた。

嬉しそうに撫でられるカナトとそれを見て和むA。

ふとカナトが目を開けると驚いていて悲しそうで怒っているような不思議な顔をした。





A「?...どうしたの、カナト」


カナト「...その腕、ライトですか...

...気に入らない」

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はる猫Blood(プロフ) - あん-an-さん» コメントありがとうございます!これからも、ぼちぼち更新していくのでよろしくお願いします(*^^*) (5月18日 15時) (レス) id: 9d1498330f (このIDを非表示/違反報告)
あん-an-(プロフ) - 面白くてseason1から一気に見てしまいました!!更新楽しみにしてます!! (2023年5月6日 7時) (レス) id: 60d24f0aca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる猫Blood | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RcKHYu2S7c1/  
作成日時:2023年3月25日 4時

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