この命にレイズ2 (ページ11)

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殺し屋ページ11

rs「神ちゃん…」

　
目を開けるとそこは見慣れた天井やった

…教会の天井

rs「…シゲ？」

唯一話ができる名前を呼ぶとすぐに来てくれた

sg「おはよう、調子は大丈夫か？」

rs「おん。

…運んでくれてありがとうな」

そういうとシゲは照れる

…さて

rs「淳太」

普段は神頼みとかしないけど

rs「祈祷室に入りたい。

ええか？」

今回は少し別やった

淳太と一緒に祈祷室に入る

rs「しばらく1人にしてほしい」

淳太は頷いて出て行った

俺は近くの椅子に座る

そしてスマホを操作して神ちゃんに電話をかけた

km『…流星？』

rs「神ちゃん、少し話したいことがある。

ええか？」

しばらくの沈黙の後

km『…ええよ』

その返事が返ってきた

rs「神ちゃん、約束してくれ。

俺に…神ちゃんが虹町に来る前に巻き込まれたこのギャンブルについて教えて欲しい」

km『りゅ…』

rs「断片的にしか知らんから…俺に教えて欲しいんや」

km『…流星は？』

電話越しの神ちゃんの口調は冷たい

km『俺の過去を知って流星は何をくれるん？』

rs「そうやな…俺が持ってる人の半分でどうや？」

km『半分…』

rs「数日後、俺たち以外の唯一の生き残りとギャンブルする。

それに勝ったら…俺が持ってる人の半分やる。

それで…いいか？」