目覚め ページ3
「はぁ……はぁ……」
またあの夢だ。叶斗と比べられる夢。
僕はスポーツよりも静かに本を読んだ方が好きなだけ。音楽をする方が楽しいだけ。ただそれだけなのになんで比べるんだよ!
フーっと1回深呼吸して支度を始める。突然誰かが扉をノックする音が聞こえた。
誰だ?叶斗や親は来ないか、じゃあ
「兄さん、僕だよ」
隙間から顔を覗かせたのは弟の結城だった。
「どうした?朝早くに」
結城に近づき頭を撫でる。結城は気持ち良さそうに目を細める。
「魘されてたから大丈夫かなって」
魘されてたのか?あの夢は何度も見たことあるけど魘されるのは今回が初めてだな。
「大丈夫。心配してくれて有難うな」
「うん!あのね、この前兄さんが教えてくれたお蔭で100点取ったんだ!」
「そうか、凄いな〜結城」
支度が終わり結城と一緒に1階へ降りる。リビングには既に僕と結城以外の全員が集まっていた。
「お早う」
挨拶をするも無視される。まぁ、何時もの事だけど。
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雪姫(プロフ) - 続き待ってます!!!!! (2022年1月8日 16時) (レス) @page23 id: eeb0e1af4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蕾 x他1人 | 作成日時:2021年9月5日 22時